- 投稿日:2023/12/18
- 更新日:2026/03/18
はじめに
FP3級の試験における問題の出題形式は、正誤判断式と3肢択一式の2種類があります。そのような形式で使える、問題演習をする時のテクニックをお伝えできればと思います📝
FP3級以外にも、多肢選択式の試験でしたらこの方法は使えると思いますので、FP3級以外の資格試験を受験される方にも参考になるお話ではないかと思います。
問題演習のコツ
ズバリ、答えに至る「理由」に着目しましょう!!
答えに至る「理由」は、問題集などの「解説」の部分に記載されています。
以下の例題を使って、どういうことかを解説します。
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例題(正誤判断式):以下の文章の正誤を判断してください。
会社員で厚生年金保険に加入しているAさん(19歳)の妻Bさん(18歳)は、国民年金の第3号被保険者である。なお、Bさんは厚生年金保険に加入していない。
答え:✕(誤り)
理由:以下の様に考えます。
Aさんは厚生年金保険に加入している為、年齢に関係なく第2号被保険者になります。19歳ですので、(第2号被保険者の資格を失う)老齢年金の受給権者でもありません。
一方のBさんは、第2号被保険者(Aさん)の妻(=配偶者)ですので、第3号被保険者になりそうですが・・・
第3号被保険者には「20歳以上60歳未満」の年齢要件があります!
従って、まだ18歳のBさんは国民年金の第3号被保険者にはなりません。
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このように、答えに至る「理由」の部分をつかむことが、問題演習では大切になります!
補足:BさんはこのままAさんとの婚姻関係を維持して20歳を迎えればその時点で国民年金第3号被保険者なりますし、就職をして厚生年金保険に加入すればその時点で国民年金第2号被保険者になります。
「理由」に着目することのメリット
「理由」に着目して問題演習をすることで、以下のようなメリットがあります。
「筋道を立てて考える」スキルが身につく
問題演習を通じて「この理由でこのような結果(答え)になる」と考え、「筋道を立てて考える」スキルをつけておくと、本番の試験でもインプットした知識がより使いやすくなります。
その後の実生活でも「筋道を立てて考える」スキルがついていることで、問題が発生した時の解決などに役立ちます🌞
誤っている肢について、間違えやすいポイントに気づくことができる
以下のような「間違えやすいポイント」に気づき、そのポイントに注意しながら問題演習を重ねることで、試験本番における得点力の向上が期待できます📈
間違えやすいポイントの例:
✅️使われている数字が間違っている為、✕(誤り)
✅️最近改正があった項目について、改正前の数字が使われている為、✕(誤り)
✅️よく似た2つの項目の内容をテレコにしている為、✕(誤り)
✅️制度が適用される前提の条件を満たしていない為、✕(誤り)
✅️よく似た名前だが違う項目に関する説明の為、✕(誤り)
✅️実際には例外があるにも関わらず、「全ての」や「必ず」などの例外がないような表現を使っている為、✕(誤り)
✅️本来「できない」ものを「できる」と記載されている為、✕(誤り)
✅️「〜することができる」という法律などの規定が「〜しなければならない」に変わっている為、✕(誤り)
✅️計算問題で、計算で使う数字の拾い方が間違っている為、✕(誤り)
知識が身につき、スキルの資産が蓄積される
「理由」を意識することで、その問題に関連する知識の定着がより強固になります。
定着した知識は、そのまま「スキルの資産」になります。「スキルの資産」も増える問題演習を心掛けると、後々役に立つと思います✨
多肢択一式への応用
先程は、正誤判断式の問題を取り上げましたが、これを多肢択一式(例:3肢択一式)の問題にも応用することができます。
それはズバリ、「その問題で提示される肢1つ1つの正誤を判断する」という考え方で応用することができます!
こちらも以下の例題を使って、どういうことかを解説します。
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例題1:令和7年分の所得税における所得控除に関する次の文章の内、正しい文章を選んでください。なお、Aさんは合計所得金額が700万円で、妻Bさん(所得は給与収入100万円のみ)と同居しています。
ア Aさんは基礎控除として48万円を控除することができる。
イ Aさんは配偶者控除として48万円を控除することができる。
ウ Aさんは地震保険料を1万円支払った。地震保険料について、支払った年の所得から1万円全額を控除することができる。
答え:ウ
理由:
ア ➡️ 基礎控除の控除額は「58万円」だから✕(誤り)
補足:令和7年の改正前は「48万円」でした。このように改正前の内容になっている為、✕(誤り)というケースも有りますので、改正が有った場合は要注意です。
イ ➡️ 配偶者控除は適用されるものの、控除額は「38万円」だから✕(誤り)
補足:Bさんは給与収入100万円のみですので、Bさんの合計所得金額は35万円(=58万円以下)になります。従って、配偶者控除が適用されます。「配偶者控除が適用されないから✕(誤り)」ではありませんのでお気をつけください。
ウ ➡️ 地震保険料は全額控除することができます。上限は5万円ですので、1万円でしたら全額控除することができます。従って、◯(正しい)
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例題2:株式の売買に関する以下の文章の内、正しい文章の数を以下の選択肢の中から選んでください。
選択肢:1つ・2つ・3つ
ア 株式の取引単位のことを単元株といい、1単元は100株に統一されている。
イ 売買価格を指定して注文する方法を指値注文という。
ウ 株式の注文においては、成行注文よりも指値注文の方が優先される。
エ 月曜日に株式の売買が成立した場合、同じ週の木曜日に決済(受け渡し)が行われる。なお、この週に祝日はない。
答え:2つ(アとイが正しい)
理由:
ア・イ ➡️ どちらも記載の通り。従って、◯(正しい)
補足:正しい肢については、その肢の通りに覚えてしまうのも1つの方法です。
ウ ➡️ 株式の注文においては、指値注文よりも成行注文の方が優先される。従って、✕(誤り)
エ ➡️ 「株式の売買が成立した日(約定日)を含めて3営業日目」に決済(受け渡し)が行われるので、この場合は木曜日ではなく水曜日になる。従って、✕(誤り)
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このように多肢択一式では、それぞれの肢の正誤を判断して答えることになります。
その肢の正誤に至る「理由」の部分をつかむことが、多肢選択式の問題演習では大切になりますね!
答えに至る「理由」が分からない時は・・・
とは言え、解説がついていない問題で答えに至る「理由」が分からない場合や、「理由」が解説に書いてあってもその意味がよくわからない・・・ということもあると思います。
その時は、インプットの時に使ったテキストを読み返しましょう📚
それでも分からない場合は、Google先生に聞いてみましょう。リベシティのオフィスなどで開催される勉強会に参加するのもオススメです🤗
さいごに
問題演習は実戦の経験を積む絶好の機会です✨
本番により近い形式の問題演習を重ねて、試験の合格をつかみ取りたいですね💮