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- 投稿日:2023/12/25
- 更新日:2024/04/22

2023年12月にいよいよ日本で発売された認知症治療薬のレカネマブ。アルツハイマー型認知症の原因物質であるアミロイドを減少させてアルツハイマー型認知症の進行を遅らせることができると証明された世界で初めての画期的な治療薬です。2023年1月にアメリカで正式に承認され、日本では同年9月に承認、同年12月には国内で発売という非常にスピーディーな対応が話題になりました。
しかし承認されて以降、大きな問題となっていたのが「薬の値段が非常に高いこと」。その値段はなんと1人当たり年間300万!!しかしこの薬剤は公的医療保険適用があり、もちろん高額療養費制度も適応されます。なので最新かつ有用かつ高額なこの薬を、無理ない金銭的負担で患者さんたちは使用できるということです。もしこの薬が公的医療保険適用ではなく自費診療だったらとても払えない額ですね。
この一連のレカネマブの流れから分かることは「効果がしっかりある薬や治療法は国が公的医療保険適用として素早く日本で取り入れてくれる」ということ。逆を言えば「効果が不確定な治療は国は公的医療保険適用にはしません」。

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