• 投稿日:2024/01/04
  • 更新日:2025/09/29
ハイブリッド車のエンジンがかからない緊急時(バッテリー上がり)

ハイブリッド車のエンジンがかからない緊急時(バッテリー上がり)

バイク好き@ビデオグラファー

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要約
ハイブリッド車のエンジンスタートボタンを押しても動かない時の対応です。通常はロードサービスを使って始動や修理を行いますが年末年始など対応出来ない場合の対応策です。最近の車のバッテリーは数万円もします。意外と痛い出費なので覚えておきましょう。

ハイブリッド車はバッテリーが二つある

ハイブリッド車はバッテリーの電気とガソリンエンジンの力の両方を使って走ります。その為普通のクルマ(アイドリングストップ機能付き車など)と違い走行する動力用のバッテリーとオーディオやカーナビ、内装の電化製品を動かすためのバッテリーの2種類のバッテリーが付いています。走行動力用のバッテリーはガソリンエンジンが回っている時や走行時の減速中に発電した電気で自動的に充電されています。運転席のモニターにバッテリーの充電量が表示されているので見る機会も多いと思います。

IMG_1057.jpegしかし、このバッテリーの表示は走行動力用のバッテリーのみの表示なのでもう一つの電装品の起動用バッテリーの電量不足に気づきづらくバッテリー上がりで車が動かないということが起きます。

車の起動用バッテリーが弱っているとスマートキーを認識しない場合もあります。car_smart_key.png念のためにスマートキーの電池が切れているかも確認したほうがいいですね。スマートキーの電池が切れている場合はスマートキーに内蔵してある鍵で運転席側のドアの鍵穴を回して開けます。

次にブレーキペダルを踏んだままスタートボタンにスマートキーをく付けてください。通常であればスマートキーの電池が切れていてもこの方法で「スマートキーを認識しました」と表示がでて始動が出来るのですが車のバッテリーが上がっている場合は「スマートキーを認識できません」と表示がでて始動出来ない場合があります。

自分が体験した場合だと車のドアの開錠はスマートキーで普通に出来たがサイドミラーが開き切る前にバッテリーが力尽きたためずっと「コッコッコッ」と小さな駆動音が車内で鳴り続けてスタートボタンを押してもまったく反応もなくスマートキーの警告表示が点灯する状態でした。

通常の対策

自分が加入している自動車保険のロードサービスを使い車の始動を行います。クルマの購入店に相談するのもいいでしょう。任意保険の付属ロードサービスでバッテリー上がりは無料サービスになっている場合があるので確認してみてください。car_carriercar_sekisaisya.png

緊急時の対策

しかしどうしても車を動かしたい場合ジャンプスターターなどを使いハイブリッド車も始動が可能です。car_battery_jump.png

ただハイブリッド車は通常のクルマと違いエンジンルームを見てもバッテリーが見えません。

トヨタのヤリスを例に画像で説明します。

ボンネットを開けてヒューズボックスを開けます。

IMG_1051.jpegIMG_1052.jpegすると中に赤色の+マークがある端子カバーが見えます。

IMG_1053.jpeg赤いカバーを外すと始動用バッテリーの+につながっている端子が出てきます。そこにジャンプスターターの+をつなぎます。IMG_1054.jpeg-はエンジンの金属の未塗装の部分(シルバー色の場所)につなぎます。

IMG_1055.jpeg車の取説の説明だと以下のような図です。


IMG_1050.pngジャンプスターターを使わないで他のクルマを横付けしてブースターケーブルをつないで始動する場合は

・ハイブリッド車、救護車ともにエンジンは止めてカーオーディオ、室内ライト等電気を消費する可能性のあるもののスイッチをOFFします。

・ハイブリッド車のプラス端子に赤ケーブルのクリップを接続します。その赤いケーブルを救護車のバッテリーの+端子につなぎます。

・救護車のバッテリーのマイナス端子に黒ケーブルのクリップを接続します。

・その黒いケーブルをハイブリッド車のエンジンブロックなどに接続します。

・救護車のエンジンを始動させます。
(エンジンの回転数をやや高めにします。2千回転くらい)

・そのまま10分ほど待ちます。ハイブリッド車の始動バッテリーが充電されているのでそのまま通常通りブレーキを踏んでスタートボタンを押すと始動が出来ます。

この場合の注意点

救護側の車はハイブリッド車は不可の場合が多いです。取説に記載があります。ハイブリッド車はバッテリー上がりの救護側になれない場合が多いので注意しましょう。ハイブリッド車で救護すると大電流が流れて車が壊れます。最悪発火する場合があります。

ハイブリッド車は始動用バッテリーが上がると電源が入らないので注意が必要です。

冬場の気温が低い時、夏場のエアコンをよく使う時、または車に乗る機会は少ない(週に2回以下)1回の走行が30分以下の場合はバッテリーは寿命期間内でも弱りやすいです。(通常は2~3年)

エアコンやオーディオや電化製品を車内でよく使う人はバッテリーが弱りやすいです。ハイブリッド車はガソリン節約のため信号待ちはエンジンが止まりバッテリーの電力のみで電化製品が動くのでバッテリーに負担がかかりやすいです。

ハイブリッド車以外はバッテリーが弱っているとガソリンエンジンの始動時に「いつもと違いエンジンがかかりづらい」などの症状がでますが、ハイブリッド車はスタートボタンを押しても初期は電気で走るのでバッテリー弱りに気づきにくいです。

ハイブリッド車はバッテリー補充電が必要ないという意見が多いですがバッテリー交換に数万円もかかるのでハイブリッド車もバッテリーの補充電は必要だと思います。

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  • 会員ID:oshKlgNI
    会員ID:oshKlgNI
    2024/09/21

    さっき車で出かけようとしたらエンジンかからなくて焦った すぐにリベで検索して、こちらの記事で 自動車保険の付帯サービスで無料のこともあると情報を得て 連絡し、1時間くらいで無料で来てくれることになりました。 ありがとうございます😄 急なことで焦ったけど、本当に何でも探すと出てくるリべはすごい‼️ まさか、エンジントラブルも解決できるなんて、いいね👍👍👍

    バイク好き@ビデオグラファー

    投稿者

  • 会員ID:kwhtcaKX
    会員ID:kwhtcaKX
    2024/04/08

    バッテリー上がってて、混乱してる中気持ちの整理ができました。ありがとうございます。

    バイク好き@ビデオグラファー

    投稿者