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- 投稿日:2024/02/03
金融機関選択のヒント:成年後見の観点から
1.後見開始申立前
(1)資産情報の収集に金融機関の情報は必要不可欠
後見開始の申立書類に必須である親の資産状況の把握には、金融機関名・口座番号とお届け印を一覧にしておくとスムーズです。利用している金融機関がひとつもないというという人は、おそらくいないだろうと思います。
相続の場面でも似たような問題が起こると推測しますが、
・どの金融機関に口座があるのか
・それぞれの口座番号は
・お届け印はどれか
・普段どの銀行をメインで使っているのか
・どの口座で(定期的な)引き落としがあるか
といったことを日頃から話せる関係でいることが望ましいです。
(2)窓口でトラブルにならないために
特にゆうちょ銀行の窓口では、手続待ちの時間にトラブルで苦労されているご家族や担当者を多く目にしました。高齢の方ほど「お金を預けるのは郵便局で」と考えている傾向があると思います。(実母も実父もそうですし、私も長らく洗脳されていました)
が、周りには郵便局しかないという地域でない限り、ゆうちょ銀行の選択肢は全くおすすめしません。高齢になる前に口座解約しておくのが楽です。どうしても…ということでゆうちょ銀行を利用する場合は、親本人に代理人カードを早めに作成してもらい、もしもの時に備えておくのがよさそうです。

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