- 投稿日:2024/03/18
- 更新日:2025/10/07

クイック共有(Quick Share)とは?※旧名「ニアバイシェア」
今回、解説するツールがこの「クイック共有」
別名「Android版のAirDrop」と言われている今回の主役となる機能です。一体どんな機能なのか?をざっくり解説していきます。
Android標準搭載!アプリインストールは不要
Androidに標準搭載されている機能というのは、とてもいいですよね。
新しいアプリを足して、スマホの容量を使うことはしません。スマホが純正で持っている機能を使うだけです。
純正で使える機能を、使いこなして、スマホを使うことの価値を上げていきましょう!
基本機能はスマホ同士のデータ送受信
「Android版のAirDrop」と呼ぶだけあって、基本的な機能はAirDropと同じデータの送受信となっています。
「AirDrop」はIOS端末(iPhone、mac等)のみでしか使用できないですが、それをAndroid端末で使おうと思った時の機能が、この「クイック共有」になります。
なので、活躍する場面もAirDropとほぼ同じ。その場にいる連絡先も知らない友達にササッとデータを送りたい時に重宝されます。
データ通信を消費しないので、手軽に動画やそれなりに容量のある写真を容量を気にせず手軽に送信することが可能です。
ちなみにGoogleドライブ、Dropboxも使いこなせば手軽に写真や動画のやり取りはできます。でも、あっちはアプリをインストール、送りたいファイルをアップロードが必要で、手軽だけど、実はもっと手軽に送る方法があるよって話。
「クイック共有」の使い方
そんなAndroid版「AirDrop」ですが、使い方もAirDrop同様に超簡単です。
コレを見て使ってみたら、あまりの便利さに感動する人もいるんじゃないかな?って思います。僕は感動しました。
送りたいファイルを選んで「クイック共有」を選択
例えば、上記の写真(ファイル)を送りたいな!って思った時。
送りたい写真を選んで、「共有」を選択します。例はGoogleフォトの画面を使用しましたが、その他ファイル共有画面であれば何でもOKです。
「共有」を選ぶと、共有先を選ぶ画面が開きますので、そこで「クイック共有(ニアバイシェア)」を選択します。
ファイルを送りたい端末を選択
次は凄く簡単で、送りたい端末を選択して送信してしまえば、作業は終了です。
今回は、参考例として「お使いのデバイス」宛に送信していますが、自分以外の人が使用している端末は「付近のデバイス」の欄に登場します。
超簡単にファイル送信が完了
最後、送る側は「送信しました」の表示、受信側は受信の通知が表示されますので、それが確認できればデータの送受信が完了します。
送信側
受信側
この便利、ほぼ「AirDrop」ということで非常に便利であることが、伝われば嬉しいです。
うまくできない時は設定を確認
「クイック共有」は便利な機能ですが、適切に設定がされていないと、送受信が出来ないケースが発生します。
その時に確認して欲しいのが「クイック共有(ニアバイシェア)の公開設定」
ここが非公開だったり、自分だけ等の限定されて設定になっていると、お友達とのデータ送受信がうまく出来ない場合があります。
設定の確認方法
まず、端末の設定画面を開き「クイック共有(又は、ニアバイシェア)」と検索しましょう。すると、クイック共有(ニアバイシェア)の設定画面が開きます。
検索結果に2つの候補が出てくることがありますが、どちらを選んでも結果同じ画面に行くので気にしなくて大丈夫です。クイック共有の設定画面を開いた後、「共有を許可するユーザー」を選択します。
そして、付近のデバイスに表示をONに変更デバイス公開設定を「全ユーザー」にしましょう。セキュリティ的な観点から、10分間のみ有効のチェックボックスは外さないのがオススメです。
パソコン(Windows)でも使用可能
実は、この機能はWindowsパソコンとでも使用することが可能です。
スマホだけで送受信ができる機能であれば、ただのAirDrop下位互換。ですが、この機能があるおかげで堂々と「疑似AirDrop」、「Android版AirDrop」として紹介が可能となりました。
Google様々です。
スマホからPCにデータを送るときの使い方は同じ、PCは専用ソフトが必要ですが・・・有線接続でデータを送るよりはマシです。
この機能、スマホを使った撮影が多いブロガー、YouTuberの皆さんには朗報なんじゃないかな?って個人的には思ってます。
その為に今持ってるAndroidスマホを、iPhoneに買い替えて、Windowsをmacにする必要が無くなるのは大きいはずです。
そんなパソコン版のクイック共有の使い方も非常に簡単です。
PC版「クイック共有」の使い方
わずか2ステップで導入できて、使うときも非常に簡単です!
ソフトをインストール
下記のサイトから、ソフトをダウンロード。ダウンロードした後のファイルを開いて、ガイドに従ってインストールを行います!
Googleアカウントにログイン
ダウンロード後は、アプリを開いて初期設定を行います。
基本的には、インストール後に自動でアプリが展開されますが、万が一開かれない時は、エクスプローラーでCドライブの中を覗いてみてください。
僕は、下記のフォルダの中に入ってました。
c:\Program Files\Google\NearbyShare
設定後はインジケーター内にアイコンが出現
僕の端末は、Windows10なのですが、おそらく11でも同じような感じになるんじゃないかな?って思います。
この辺、試したことある方がいれば、情報をこっそりくれると嬉しいです😊
クイック共有を起動してファイルを送信
あとはめちゃ簡単で、ファイルを送る時は、指定の場所にファイルをドロップするか、ファイルを選択することで送信が可能です。
スマホからPCへ送る場合は、先ほどの「クイック共有の使い方」と同じで送信先でPCを選択すればOK。
クイック共有を使うときの注意点
そんな便利な「クイック共有」ですが、いくつか注意点があったりします。
IOS(iPhone・Mac)には非対応
Android端末、Windows端末ではやり取りできるこの機能は、IOS端末(iPhone、mac)相手には使えません。
AirDropがAndroid端末、Windows端末で利用できないように、その逆も使えないのが、デメリットとなっています。
これは仕方ないので、Android⇔iPhoneでデータのやり取りをする場合は、諦めてGoogleドライブ等を使うのが良いかと思ってます。
デバイスの公開範囲に注意!
これ、思ってるよりも重要なやつで、デバイスの公開範囲には気をつけましょう。
その場でやり取りをする時以外は、機能をOFF又は自分のデバイスのみに設定しておきましょう。
共有範囲を全ユーザーとしていた場合「エアドロ痴漢」と同じようなことが可能な状態になってしまいます。
余計なトラブルや被害を避けるためにも、公開範囲を広げる時は必要になったタイミングの時のみで実行しましょう。
1回で送信できるファイル数は500個
滅多に、発生しないとは思うのですが、送るファイルは500個が上限となっています。
それ以上のファイルを送る時は、2回に分けるか?Googleドライブ等を活用したほうが良いですね。
めったに発生しない事象だとは思いますが、一気に沢山のファイルを送る時は、送信数にご注意ください。
手軽なデータ共有にオススメなのが「クイック共有」
以上が「クイック共有」の紹介です。
僕はブログで写真を撮ったり、スクショを撮ったりした素材をPCに送ってアップロードする時のこの機能を使い込んでいます。
これに気づくまで、ずっと有線やGoogleフォトにアップロードをしてPCにダウンロードをしていました。
クイック共有を発見してからは、直接PCにデータを放り込めるので、作業速度が数分改善されて最高な気分です。
ぜひ、活用してみてください!!