- 投稿日:2024/07/26
- 更新日:2025/11/05
リベシティで人気の高配当株投資💴
最近始めたという方も多いですね!
しっかり勉強して運用する必要がありますが、難しい用語や概念がたくさん出てきます😅
今回は、最も重要かつ勘違いしやすい「配当利回り」について解説します!
高配当株初心者はもちろん、もう始めたけど実はよく分かってないかも😥という方にも有益な記事になっていますので、参考にしてください😊
配当利回りは投資効率の指標
配当利回りとは、いかに少ない投資額で、効率よく配当金が得られるかの指標です。配当利回りは以下の式で示されます。
配当利回り(%)=一株配当(円)÷株価(円)×100
1株あたりの年間配当金(一株配当)と現在株価で決まります。一般的に、税引き後の配当利回りが3.0%以上の株を高配当株と呼びます(※税引き後の考え方は後述します)
一株配当と株価で決まるため、配当金額そのものが低くても、株価が低ければ高配当利回り(高配当株)になります。逆に、一株配当が高くても株価が高ければ配当利回りは低くなります。
実例を示します。
✅年間配当20円、現在株価400円のA株
配当利回りは?
20÷400×100=配当利回り5.0%
✅年間配当40円、現在株価2000円のB株
配当利回りは?
40÷2000×100=配当利回り2.0%
単純に「配当金が多い」のではなく「株価に対しての配当金が多い」のが高配当株です。A株の一株配当は20円と少なくても、株価が低いため、配当利回りが高い高配当株になります。
【A株・B株それぞれ1万円分購入する場合】
・A株(1株400円)を25株購入すると、
配当金は20円×25株で500円
・B株(1株2000円)を5株購入すると、
配当金は40円×5株で200円
→同じ投資額でも配当利回りの高いA株を買うほうが効率的!
→配当利回りが高いのが高配当株!
・配当金の税金に注意!
日本株の配当金には約20%(外国株の場合さらに外国税+10%)の税金がかかります。
高配当株の基準である配当利回り3.0%は税引後の数値で、税引き前なら3.75%です。証券会社やIR BANKの配当利回りは税引き前の表示のため、×0.8で税引後に変換して考えます。
例えば先ほどのA株を1万円購入すると配当金は500円ですが、20%(100円)の税金がかかり、実際に受け取れるのは400円。税引後の配当利回りは4.0%となります。
NISA口座で購入している場合は、配当金も非課税になるため、500円がそのまま受け取れます。NISA口座の配当金受け取り方法を「株式比例分配方式」(証券口座で受け取る)にしていないと非課税にならないので注意しましょう。
・配当利回りはあくまで高配当の目安
配当利回りは高いほど良いと思われがちですが、あくまで目安です。
✅指標の優先順位の付け方
①好業績
①好財務
①好配当
②高配当利回り
良好な業績・良好な財務状況・良好な配当方針の「3つの好」がそろう優良企業であることを前提に、「高い配当利回りのタイミングで買う」のが高配当株投資です。
優先順位の付け方を間違えると、業績はボロボロで借金だらけなのに配当金だけ出している罠銘柄に投資してしまいます。長期投資ができる「やせない金のニワトリ」を探しましょう。
・増配を加味した未来の配当利回りを試算
業績は右肩上がりで財務良好、連続増配の優良企業を見つけた!でも今は配当利回りが低くて買えない・・・あるあるですね。
そういう時は、過去の平均利回りと増配率をベースに、未来の配当利回りをシミュレーションしましょう。数年後を見越した配当利回りを考えれば、優良銘柄の幅が広がります。
例えば、過去10年平均の配当利回りが税引き前3.0%程度の増配株。余程の株価暴落がないと高配当の基準3.75%には届きません。一方で、過去10年平均の増配率が5%だったらどうでしょう?
このままの増配率が続いた場合、「今」配当利回り3.0%で買ったとしても、10年後の配当利回りは5.0%近くになります。これは立派な高配当株ですね。
もちろん未来はわかりませんが、過去の実績や今後の業績見通しを分析すると、見方が変わります。
業績はイマイチだけど「今」高配当利回りの企業より、業績がピカピカで「まだ」中配当利回りの企業の方が長期的に安定した配当金をもたらす可能性があります。
・よくある勘違い⁉︎
購入後の配当利回りは株価と連動しない!
株価が上がると配当利回りが下がる。これは事実で、今まさに売買されている株の配当利回りは、一株配当÷現在株価で算出します(時価利回り)
一方、保有株の配当利回りは、一株配当÷購入時の株価(平均取得単価)で計算します(簿価利回り)
購入後にいくら株価が上がろうが、保有株の配当利回りは変わりません。その後の増減配にのみ依存します。
高配当株を買った後に株価が上がると「利回りが下がっちゃう!」と勘違いする方がいますね。
実例を示します。
年間配当20円、株価400円のA株を1株購入
配当利回りは?
20÷400×100=配当利回り5.0%
✅その後株価が500円に値上がりした場合
今から買おうとすると
20÷500×100=配当利回り4.0%
利回りが下がっています。
株価が上がって、今買うには割高になったということです。
保有株はというと
20÷400(取得単価)×100=配当利回り5.0%
利回りは変わりません。株価は含み益となりハッピーですね!
ポートフォリオの配当利回りは、購入した時点の株価と現在の配当金で計算します(簿価利回り)。異なる株価で何度も買っている場合は、その平均値(平均取得単価)で計算しましょう。証券口座の取得額は平均取得単価の表示です。
✅年間配当金が22円に増配した場合
22÷400(取得単価)×100=配当利回り5.5%
保有しているだけで利回りが上がった!
毎年数%増配を続けたら将来の配当利回りは・・・😆
つまり、
1️⃣安定して増配していく銘柄を選んで
2️⃣割安なタイミングで購入して
3️⃣長期保有する
これが理想ですね!
購入タイミングの考え方は別のノウハウにまとめています😊
※リベシティ会員限定公開の大人気記事です
まとめ
高配当株投資における最重要項目の1つ「配当利回り」について理解できたでしょうか。
配当利回りが高いに越したことはありませんが、業績ベースで優良銘柄であることが前提です。
難しい用語や考えることが盛りだくさんの高配当株投資ですが、少しずつ頭をクリアにしてコツコツ勉強できると良いですね!
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