- 投稿日:2024/08/11
- 更新日:2025/10/08

わたしは田舎のガス屋で働いています。
高齢の一人暮らしの方が増え、遠く離れて暮らす子供さんと連絡を取ることが増えました。
そして、子供に叱られるからと高齢の方が自分の判断で買い物をしトラブルが起こる事例が増えています。
帰省した際には、ぜひ高齢のお父さん、お母さんに声をかけていただきたい気持ちからこの記事を書いています😊
お母さんの小さなSOSに気づいてあげて
遠く離れた高齢のお母さんから、突然の電話。
「高額の給湯器を買い替えた」と、そんな時、あなたはどうしますか?
きっと多くの方が、「また騙されたんじゃないか」と心配になるでしょう。
でも、ちょっと待ってください。
事情は、お母さんの側にもあるのです。
これは実際にあったお客様ご家族の話です。
実際にあった業者と息子さんとのトラブル
80代女性お客様から「給湯器の調子が悪い」と相談を受けました。
このお客様は、 息子さんやお孫さんの話を嬉しそうに話してくださる顔なじみ方です。
丁寧に状況を聞き、交換が必要と判断して作業を進めたところ、後日、離れて暮らす息子さんから「押し売りだ」とクレームの電話が入りました。
あとから聞いた話ですが、お母さんは一度息子さんに相談したそうです。
「まだ使えるから我慢しなさい」と言われ、我慢していたけれど、とうとう限界だったそう。
このエピソードからわかるのは、高齢者の皆さんは、意外と一人で悩みを抱えているということ。
そして家族のちょっとした言葉が、大きな影響を与えるということです。
「また騙される」という言葉は、お母さんの心を深く傷つけるかもしれません。
お母さんは、あなたに心配をかけたくないから、一人で悩んでいるのです。
業者も注文がキャンセルになれば高額のの損害。
次からお客様への対応は慎重になります。
息子さんの気持ちもよくわかる
わたしも高齢の親と暮らしているため、子どもの気持ちもわかります。
いつ施設に入ってもおかしくないほど、判断力が落ちてきている。
そんな状態で、10年以上使う予定の給湯器を交換することをためらうのは当然でしょう。
業者とのやり取りの様子がわからないので、不安になってしまいますよね。
あなたの声で安心できるはず
お盆や年末年始の帰省の際、ぜひ、お母さんやお父さんの様子を気にかけてあげてください。
「何か困ったことはない?」と、優しく尋ねてみてください。
あなたのちょっとした気遣いが、お母さんやお父さんの安心につながります🍀