• 投稿日:2024/08/11
  • 更新日:2025/10/04
【乗車レポート】88万円の夢、JR東日本「四季島」で見た”お金で買える最高の体験”

【乗車レポート】88万円の夢、JR東日本「四季島」で見た”お金で買える最高の体験”

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がじん🐫@新幹線で副業🚄

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要約
JR東日本が運行する超豪華クルーズトレイン”四季島”。目ん玉が飛び出るくらいのツアー金額。果たして、払う価値があるのか、どんな旅が待っているのか、実体験より紹介します。

それは、選ばれた者だけが手にできる、プラチナチケット。

JR東日本が誇る豪華クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」。

今回わたしは、母を連れて、2名で88万円の夢の旅に参加することができました。(小学生以下は乗車不可という、大人のための空間です)

これは単なる豪華な旅行記ではありません。

わたしがこの旅で目撃した、お金で買える「最高の体験」とは何か、その答えが詰まった物語です。

【プロローグ】四季島とは?

クルーズトレイン四季島。

JR東日本が運行する列車で、登場して7年が経過した今でも人気は健在。

目ん玉が飛び出るほどの超高額なツアー代金、プラチナチケット並の競争に、なかなかチャンスを掴めていない人も多いハズ。

この度、満を持してゲットすることができました。

【序章】旅は上野駅から始まる。いや、新幹線の改札から

DSCN2622-733x550.jpg旅の始まりは、始発駅の上野。…ではありませんでした。

東京駅の新幹線の改札を出た瞬間、四季島のクルーが、わたしたち親子を名前を呼んで出迎えてくれたのです。

そう、旅は、列車に乗るずっと前から始まっていました。

専用ラウンジ「PROLOGUE SHIKI-SHIMA」で過ごす優雅な時間。

ホームに入線してくる、シャンパンゴールドに輝く美しい車両。

高揚感が最高潮に達した中、クルーが一部屋一部屋、参加者をエスコートしてくれます。

部屋に入ると、事前に送っておいた荷物が、まるで主人の帰りを待っていたかのように、完璧に設えられていました。

【第一章】走るスイートルームで過ごす、非日常の体験

DSCN2644-EDIT-733x550.jpgPXL_20240420_202104448.MP_-731x550.jpg車内は、まさに動く芸術品。しかし、その真価はハード面だけではありません。

極上の食体験: 沿線の食材を、名シェフが腕によりをかけて調理したコース料理。時には、わたしがハバネロとは知らずに食べて悶絶するような、遊び心あふれる一皿も(笑)。これもまた、最高の思い出です。

心を潤す生演奏: 流れゆく景色を眺めながら、プロの音楽家が奏でる美しい音色に耳を傾ける。飽きるという感覚を、完全に忘れさせてくれます。

旅を彩る人々との出会い: この旅でご一緒したのは、引退された創業社長、退職祝いにGT-Rを購入されたご夫婦、理想の生き方を追求するカップルなど、実に多彩で魅力的な方々ばかり。彼らとの会話から、わたしは人生の機微に触れる、多くのことを学ばせていただきました。

【第二章】奇跡の瞬間。時刻表にはない、たった一つの家族のための超低速走行

PXL_20240420_033554765-731x550.jpgこの旅のハイライトであり、わたしが「最高の体験」だと確信した瞬間は、大宮駅を出発してしばらくした頃に訪れました。

展望車で参加者の一人が、クルーに何かをそっと話しています。

するとクルーは、静かに運転席へ。

しばらくして、それまでスムーズに走っていた四季島が、ありえないほど速度を落とし始めたのです。

時速20km以下、歩くようなスピードで。

何事かと窓の外を見ると、沿線で、小さな子供の手を引いたご夫婦が、こちらに向かって満面の笑みで手を振っていました。

そう、先ほどの乗客が「このあたりを、孫を連れた娘夫婦が見に来ているんです」と話した一言に応え、クルーが運転士に掛け合い、その家族のためだけに、列車を徐行させたのです。

時刻表には決して載ることのない、たった一つの家族のための、数分間の奇跡。

これこそが、四季島が提供するサービスの神髄。ただ快適なだけではない、人の心を動かす「感動」そのものでした。

【まとめ】

PXL_20240420_135208382.NIGHT_-1-731x550.jpg正直、乗る前は「一度乗れば、満足かな」と思っていました。

しかし、今は違います。もっと深く、この世界の虜になりたい。そう強く願っています。

88万円という対価で得たのは、豪華な食事や快適な部屋だけではありませんでした。

それは、一流の人々との出会い、クルーたちの誇り、そして不可能を可能にする瞬間に立ち会えた感動。

四季島は、乗客に、次の夢を見せてくれる場所です。

次は必ず、最長の3泊4日コースで、青函トンネルをこの目で見に行く。

わたしの中に、新しい、そして大きな夢が生まれた旅でした。

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