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- 投稿日:2024/08/13
プロローグ
「旅に出たいな」と思い立つとまずは本屋に立ち寄る。
ガイドブックのコーナーで気の向くままに憧れの、また気になっていた街の本を手に取りめくりながら妄想旅をしてみる。そしてそのなかで現実的、具体的にとれそうな休みの日数と予算を思い浮かべながら次の旅先の候補を絞り込む。
そして日程や旅先が決まり、あれこれ必要なものをリストアップしながら準備を始めるのだが、「準備の時間」というものがとても好きだ。できるだけ荷物は軽く、でも必要なものはしっかり詰め込んで。その厳選されたものの中で、毎回欠かせないのは意外におもわれるかもしれないが本だ。いつもこの3冊をいれている。
まずは1冊の文庫本。これは移動中に気ままに読む本。旅をテーマにした本や、乗り換えの間に一話が完結する短編小説、またはずっと前から読みたかったのになかなか手が出せなかった本を入れることが多い。
そしてもちろんガイドブック。スマホでも情報収集はできるが、通信状況が良くない場所や、ネットであふれすぎる情報のなかから、必要な良質の情報を検索することは難しい。
そして旅の時間は限られているので、ネットサーフィンに時間を割くくらいなら、街をあるく時間に充てたほうがいいと思うからだ。
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