- 投稿日:2024/08/15
- 更新日:2025/11/05
不用品の販売とその反響
僕も12年前に前職を辞めて暇だったので、家の不用品をヤフオクで売ってみました。意外とすぐに売れて、自分の物を売り尽くした後は、家の中を物色していると、一度も使ったことのない小洒落た器や置物が出てきました。それを出品するとすぐに売れましたが、それは妻が友達からもらった結婚祝いの品で、非常に怒られました。
せどりの導入と中古屋巡りの始まり
こうなってくると、家に売るものがなくなったため、ネット検索をして「せどり」という手法を知りました。ブックオフで100円の本が高く売れるということで、買いに行って在庫を仕入れ、Amazonで売ると、大体仕入れた額ぐらいの利益が得られるので面白くなり、中古屋巡りが始まりました。前職が鞄メーカーの営業で修理もやっていたので、アパレルは主にカバンを中心に100円のものをたくさん仕入れ、直しが必要なものは直して売ると、それが20倍から100倍以上になることもあり、目利きの重要さを実感しました。自分のキャリアを活かせる商品に集約されてきました。
成功への道:経験と知識の活用
どんな方でも、自分の趣味や仕事で人よりその物の価値を見極める経験がある分野があると思うので、その道で進めるのが成功への早道だと思います。型番を安く仕入れられるのであれば、Amazonで希少価値のある物をメルカリやヤフオクで販売することも一つの手です。Amazonは最安値さえ維持できれば、ある程度の実績があれば自動的に売れます。ヤフオクやメルカリでは、商品を見極める目と値付けに気をつければ、高価格帯の物も売れます。僕はヤフオクでバイクのタイヤホイールを18万円で売りました。
ビジネスの拡大とオンラインプラットフォームの活用
利益の区切りとして、5万円ぐらいだと案外売れる、10万円ぐらいだといい感じ、20万円ぐらいで本業にできそう、30万円ぐらいでこれで行こうと決意しました。ただし、業として行うには、車で走り回って中古ショップや古本屋を回るのは効率が悪いと思いました。Amazonはカテゴリーごとにランキングが出ていたので、その上位の問屋に電話して仕入れさせていただきました。ただ、その当時からネットだけの個人事業主は断られることも多かったですが、いろんな角度からアタックすれば何とかなりました。そこで付き合いが始まった取引先は、担当者が変わった今も続いています。業として行う場合は仕入れ先を開拓することも重要です。
売り場の拡大とプラットフォーム選び
利益が30万円を超えてくると、売り場の拡大が必要です。日本のECコマースプラットフォーマーはAmazon、楽天、Yahooの3社がほぼ占めていますので、そこに出店することは避けて通れません。Amazonは比較的敷居が低いですが、楽天は月額固定費がかかるので躊躇しますが、ECを業として進める上では避けて通れないプラットフォームです。Yahooは月額固定費がかからないので安く思われがちですが、実際には楽天と同じくらいかそれ以上かかる場合がありますので、可能であれば楽天をお勧めします。
6月から30%値上げされましたが、がんばれプランであれば25,000円から出店可能です。楽天のメリットは圧倒的な集客力です。自店舗も最近は簡単に安く開店できますが、田舎の山の中に店を出すようなもので、楽天はイオンモールにいきなり出店するような感じです。ただし、初めは賑わっているショッピングモールの端の方なので、そこに集客することが大事です。初めの一年は外部の業者が非常に多く電話してきますが、全てノールックで断ることをお勧めします。僕も初めの頃、数百件の営業を受けましたが、初めの頃から付き合っている業者は1社だけです。ぼったくり業者と付き合って悲惨な目に遭って脱落していく仲間をたくさん見てきました。学長も言っていますが、向こうから営業を仕掛けてくる業者や年契約だけの業者は、間違いなくぼったくりです。
また、出店と同時に楽天の営業コンサルが付きますが、この担当との付き合いも、言いなりになって広告を買うのではなく、コミュニケーションを密にし、必要な情報を聞くことが重要です。100万円ぐらいの売り上げまではジャンルにもよりますが、広告費をかけずに検索対策や商品ページの工夫で持っていけると思います。特にオリジナリティのある商品を扱っている方は、まず楽天に注力するのが良いのではないでしょうか。きちんと基本を押さえることで急成長も可能です。僕の新卒の同期も、実家の潰れかけの米屋を継いで楽天で少し売り方を変えただけで「カンブリア宮殿」に出演していました。楽天ドリームはまだあると思います。
一人でも多くの楽天出店者が増えるのを楽しみにしてます。