- 投稿日:2024/09/05
- 更新日:2025/10/08
はじめに
『やめて』は絶対に2回言わせない
これは、2020年9月23日に放送された、情報番組『あさイチ』(NHK)で、タレントSHELLYさんが言ったコメントです。
この日の番組のテーマは性教育。
性教育の根本にある、「相手を尊重する」という考え方の中で、
「相手が嫌がることをしてはいけない、相手が望まないことはしない」
という話の流れでSHELLYさんはこの言葉を使いました。
この「やめてを2回言わせない」というスタンスが、多くの視聴者から共感を得ました。
「やめてを2回言わせない」の意味とは?
SHELLYさんが提唱する「やめてを2回言わせない」とは、
相手から1度「やめて」と言われたら1回でやめる、という考えです。
このときのSHELLYさんの言葉は以下のようなものでした。
”「ここの教育は私もすごい大事にしていて、やめては絶対に2回言わせないっていうのを言っています。
やめてって1回言われたらやめるんだよって子どもにも教えていますし、
娘たちにはあなたのNOには力があるんだよっていうことを教えるため」”
さらに、SHELLYさんはこのように続けています。
”「例えば大人がくすぐったりするじゃないですか。
こしょこしょってしてやめてって言われたら、絶対やめています。
やめてって言っても大人はやめてくれないんだって思ったら、自分のNOには力がないと思わせてしまう」”
この話を聞いたとき、私は目からウロコでした。
「やめてを2回いわせない」は、シンプルでとても分かりやすい言葉だなと思います。
話題になってから4年もたっていますが、今でも子どもたちに伝えている言葉です。
子どもへの伝えかた
私が子どもに伝えるときは、以下の流れで伝えています。
①1回目に「やめて」って言われたときは、相手が嫌な気持になるって知らずにやっていたもかもしれないね。だからセーフ。
②その時は「ごめんね。もうしないよ。」って言えばいいよ。
③でも同じことをして2回目に「やめて」って言われたときは?
相手が嫌な気持になるって知っているのにやったってことだよね?
④だから2回目のやめては意地悪したことに対する「やめて」になっちゃうよね?
⑤○○ちゃんは意地悪したいんじゃないよね?だから1回目の「やめて」でやめようね。
少し長いですが、これを丁寧に何度か伝えてると、ある程度理解してくれます。
例えば、我が家で姉妹げんかが始まったときは、こんな感じで終わります。
姉「もう!今、やめてって言ったよ!」
妹「ギャー!!」(拳を振り上げる)
姉「次、私がやめてって言ったら2回目になるからね!」
妹「・・・ううう。ママー!!」(拳を下す)
というように、我が家では「次、2回目だからね」が相手へのけん制になります(笑)
これが正しい使い方か分かりませんが・・・
このようにルールを明確にしておくことで、「何度も言わなくてすむ」というメリットがあります。
親も子供もお互いにストレスが減った気がします。
不同意をうけいれること
「やめて」を尊重することは、相手の「不同意をうけいれること」です。
「いいよ」と言えば相手は喜ぶけど、
「いやだ」「やりたくない」と言うと「なんで?」と理由を聞かれたりしますよね。
(正直、嫌なものは嫌で、理由を言う必要ないときもあると思うのですが・・・)
私の子どもには、相手に「NO」を言うことに罪悪感を持たないで欲しいなと思っています。
相手に「NO」を上手く伝えられるようになれば、親子関係だけでなく、友達付き合いにおいても、良い関係を築けます。
その結果として、いろいろなトラブル(対人トラブルや犯罪など)から子どもを守る事に繋がります。
まとめ
1:子どもに「やめて」と言われたらすぐやめる
2:子どもに「自分のNOには相手を止める力がある」と実感させる
3:相手の「NO」も尊重する
4:断ることは悪いことではないと教える
私自身、「NO」を言うのが下手です。
なので、子どもには上手くなって欲しいという思いでこちらに書かせていただきました。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
以上参考になればうれしいです。
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