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- 投稿日:2024/09/17

稼ぎの小さい男
昔、ある商人のもとで2人の若者が働いていました。同じ主人のもとで働いているのに、1人は稼ぎが小さく、もう一人はその3倍もの給料をもらっていました。
ある時稼ぎの小さい男は主人にこう尋ねます。
稼ぎの小さい男「どうして私はこれぽっちしかいただけないのですか?あいつは私の3倍も貰ってるじゃありませんか。」
すると主人は答えました。
主人「お前とあいつとどこが違うかよく観察することだ。」
数日経ったある日、店の前を何台もの隊列を組んだ荷馬車が通りかかりました。
稼ぎの小さい男の返答
主人はそばにいた稼げない方の男に言いました。
主人「おい、何を運んでいるのか聞いてこい。」
男は言われた通り聞きに行きました。
稼ぎの小さい男「トウモロコシを運んでるみたいです。」
語り手「それを聞いた主人はまた命令します。」
主人「で、どこに運んでいるのか聴いてこい。」
男はまた隊列を追いかけて聴きに行きます。
稼ぎの小さい男「市場に運んでいるようです。」
主人はまた命じます。
主人「誰に頼まれたか聞いてこい。」
男は先へ進んだ隊列を走って追いかけました。
稼ぎの小さい男「近くの町の町長に頼まれたと言ってます。」
主人はさらに命じます。
主人「いくらで売るのか聞いてこい。」
男は再び隊列を追いかけ、値段を聞いて戻ってきました。
主人は稼ぎの小さな男に

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