- 投稿日:2024/09/30
- 更新日:2025/09/29

ヤマト運輸を装ったSMS(以下、詐欺SMS)に騙されかけた私の体験談をご紹介します。
”詐欺だと気づける点”や”個人情報の防衛策”も載せております。そこだけ見たいとうい方は該当する項目まで飛ばしてください✈️
それではどうぞ!
詐欺SMSがやってくる
会社帰りの電車でスマホをイジっていると、ヤマト運輸と名乗るSMSが届いていました。
クロネコヤマトでお馴染みのヤマト運輸さんから「リンク先のURLから住所を正しく更新してね」と言われています。
(被害者を増やさないために、以降はURLを塗りつぶしています!)
ちょうど引っ越し🚚をしたばかりだったので「住所変更を忘れていたか〜🤦♂️」と思い、リンクを迷わずクリック。
スマホに表示されたのは、ヤマト運輸のロゴが入ったサイト📱
下記は実際の画面です。
ご丁寧に「配達情報を更新」のボタンがトップにあります!
吸い込まれるようにタップしました笑
次に現れるのは、個人情報の入力画面!
迷いなく「名前、電話番号、住所」を入力していきました…。
詐欺だと気づく!
「情報を送信する」ボタンをタップする直前、あることを思い出しました。
🤔「先週、クロネコヤマトで配達があったぞ!」と。
すぐさまLINEで友だち登録している”ヤマト運輸の公式チャット”を見ると、「荷物のお届け完了」のメッセージが届いていました!
この時、”詐欺SMS”に個人情報を入力していることに気づきました😱
気づいたからには「無視」一択です!
(詐欺サイトの”送信ボタン”はタップしていないので、個人情報は渡っていないと信じています😂)
詐欺だと気づける点
振り返ってみると、以下の3点が怪しかったです。
①漢字が1文字だけ文字バケしている
②フリガナを求めていない
③URLが公式サイトとぜんぜん違う
これらに違和感を感じたら”詐欺SMS”だと気付けるかもしれません。
それぞれ詳しくみていきます!
①漢字が1文字だけ文字バケしている
詐欺サイト(下の画像)の中で1文字だけ文字が変なんです!
皆さんは気づくことができたでしょうか。
「配達失敗通知」の「敗」が中国語のような『败』になっていました。
天下のヤマト運輸さんが、こんな初歩的なミスをするでしょうか。
(電車で斜め読みしていた私は気づきませんでした笑)
②フリガナを求めていない
個人情報の入力画面を見ると、フリガナ欄がないんです!
日本特有の問題ですが、漢字が同じでも読みが異なることがあるので、フリガナを求められることが多いと思います。
例えば「河本」さんを『コウノ』さんと読むか『カワモト』さんと読むか、みたいなことです。
今回、このフリガナを求めていない点は、入力している時に「いつものフォームと違うなぁ」と違和感はありました。
余談ですが、①の”中国語への文字化け”と、②の”フリガナを求めていない”点から、日本の文化を熟知していない国外の人間が関わっていそう🤔と勘ぐった次第です。
③URLが公式サイトと違う
本家のヤマト運輸のURLは、「https://www.kuronekoyamato.co.jp」で、今回の詐欺サイトのものとは全く異なりました。
テキトーな再現ですが「anbbaniksao.com」のように意味をなさない文字列のURLでした!
(IT系人材じゃない私は、初見では気づけませんでした笑)
ヤマト本家はSMSを使わない!
この一件でヤマト運輸さんを装った詐欺について調べてみると、本家は"SMSはしていない"とのことでした!
ヤマト運輸では、SMS(ショートメール)によるご連絡は行っておりません。下記のような通知が届いた場合は、URLをクリックせずに削除ください。
ヤマト運輸のよくあるご質問(FAQ)より抜粋 2024.09.25時点
こちらもヤマト運輸のマニアじゃなければ、知っているワケがない情報ですね笑
個人情報の防衛策
詐欺SMSや詐欺メールに個人情報を渡さないためには、
①必ず正規のサイトやアプリから情報を更新する!
②緊急性🚨を強調する内容は怪しいと考える!
③基本的に正規のパスワードや個人情報を、突然企業側から要求してこないと知っておく!
これら3点は頭の片隅に置いておくと”いざ”という時に役立つと思います。
本事例の学びですが、突然やってくるメール✉️やSMS💬に記載されいてるURLは、詐欺サイトの可能性が高いです。
そういったURLは絶対にタップ・クリックしないくらいの気構えでちょうど良いかもしません。
もちろん、こちら側から正規のサイトを踏んで住所変更などをする際は、メールやSMSを通じて本人確認をされることもあります。
その際のSMSは正規のものなので信じて大丈夫です!
たまに本記事のこと思い出して、皆さんの個人情報が守られることを祈っております!