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- 投稿日:2024/09/27

◆こんな方向け
私生活、商売に限らず
・なるべく安く買いたい方
・なるべく高く売りたい方
・中古品や新品がなぜその値段なのか知りたい方
⬇️これを深掘り
◆内容
それぞれ業種の大体の説明
①一般→買取屋
②買取屋→卸A
③卸A→卸B
④卸B→小売
⑤小売→一般
★⑥最後に
以上の流れを、ひとまず中古ジュエリー業界を例に説明します。
他物販との違いも絶対あるはずなので、一例として置き換えて考えてください。
※輸入や輸出とか、金プラチナ溶かしてインゴットにするルートなどは省いてます。
伝えたい事はこの例を通して
自分がどの辺りにいるのか?
どの辺りなら自分が得するか?を考えるヒントになるかもという事です。
それが、自分のお金を増やしたり節約したりに繋がると思います。
では順番に
①一般人→買取屋
一般の方の不用品を処分/現金化の需要に応える仕事
質屋やリサイクル業者などで、これは金、プラチナの買取なんかがわかりやすいかと思います。
業者側は、
一般の人の目に触れやすい、店舗やCMなど流して人を集めて買い取るビジネスです。
売る方は素人なので、時々ぼったくりや押し売りの逆、"押し買い"なんて問題も起きてるそうです。 売る方はお気をつけて⚠
②買取屋→卸A【オークションや展示会】
質屋やリサイクル業者は
買取だけしてても在庫が増え続けてお金がなくなるので、買い取った商品をなるべく早く、高く売って現金化したいです。
それが一番効率よくできるのは、プロ向けのオークションや展示会になります。
ちなみに、このルートで流れてる商品は、買取をしてる訳ですから基本中古品です(※例外もあります)
で、これは他でもよく書くんですが
プロ達は自分が所有したいから商品を買うのではなく、それを売って利益を得たいから買います。
そこが一般の人と決定的な違いです。
なので、正解は人によって様々で
利益率を下げてギリギリまで値段出して大量に買う人もいますし、冷静に無理せず少量に抑える人もいます。
それぞれの目利き、販売力、データなど根拠を持って値段をつけて競争するのがオークションです。
で、競争ではなく、歩き回ったり交渉したり、安い物を見つけるのが展示会です。
ヤフオクなんかは前者寄りで、
店舗やネットせどりの人達がやってるリサーチや掘り出し物探しは後者寄りですかね。
個人的なイメージですが、
オークションはスポーツやゲームに近くて、展示会は宝探しに近いです。
どちらがいいかは、商材の違いや、性格の向き不向きがあるようです。
余談ですが
自分はこの仕事を楽しんでやってる理由の一つでして
真剣にお金をかけて、損したり得したりするので、脳内物質がドバドバ出てるんだろうなーと思います🧠
さらに言うとどちらも中毒といえるくらい好きな人が身近に何人かいます笑
③卸A→卸B【卸メーカーや職人】
これも例をいくつか
ダイヤモンドの裸石を例にすると
●大量生産するメーカーさんがジュエリーを作るための材料として買い集める
●ジュエリーを作るために職人さんに加工に出す
●別のルース屋さんからいくらで集めて欲しいと頼まれて用意する
などです。
④卸B→小売【店舗や百貨店やブランドや外商】
要は一般消費者に販売をするプロへ卸売をします。
ここまで例えで①〜④とか分けましたが、その境界線は曖昧です。
卸売しつつ小売をしている人も沢山います。
ただ言えるのは
プロ同士の取引(B to B)は、薄利多売で取引される事がほとんどです。
なぜかと言うと、みんな利益のためにやってるので、仕入れる値段にはシビアだからです。
当然高いと取引は成立しませんし、最悪問い合わせすら無くなります。
相手にも得してもらえないと自分も継続して得できないのが卸売の基本ですね。
あと在庫とお金を自分に合ったペースで回転させるというのは皆同じなので商売してると自然とそうなります。
そんな感じで、それぞれの根拠がせめぎ合って大体の相場というものが作られてる訳です。
だから株取引とかと原理は同じ💹
⑤小売→一般人
ここでやっと一般消費者が登場します。
つまり買う人達の理由が
"利益のため"ではなく、"所有したい"、"消費したい"、に変わります。
①の買取では不用品を処分したい一般の方に発信しているに対して
⑤の小売では買う可能性のある一般の方に向けて
広告、店舗、ディスプレイ、接客に費用が使われます。
今まで説明した①〜④の経費に加えて
それらの費用が全部のるので当然売価は高くなります。
これが一般小売が高くなる仕組みです。
特にハイブランドなんかはそのプロフェッショナルで
魅せる✨️憧れさせる✨️ストーリーを売る✨️など一般消費者に買う理由を見事に生成させてるので
何か付加価値をつけて売るのを目指してる人は、とても勉強になると思います。
とにかくマーケティングや営業テクニックというのはすごいという話なんですが
そういうのを駆使すると、🦁学長が警告している毒キノコ🍄なんかが単発的にも作れてしまうので、勉強すると耐性も養われるかもしれません。
⑥最後に
流れの説明は一通り終わり
次は⑤の消費者がまた①で買取りへ〜というループになります。
まぁ何というか、酷かもしれない事を書くと、
一般人が一番安く買われていて、一番高く売られている。というのが現実では割と普通です😅
中古品はどこから生まれて、最終どこに売られるか考えると、それもわかると思います。あと間で真剣に仕事をしている方がいる限り、そこにお金が発生するのは当然の事です。
大事なのは、誰が①〜⑤のどのラインで買ったらダメとか、売ったらダメとかは無いという事で、いかに自分に有利に使うかです。
物販の基本は買って売るだけ。
安く買って高く売ればその差額が利益。これが大原則です。
繰り返しになりますがプロはそれを仕事にしてお金を増やしています。
仕事ならそうしたらいいし、浪費ならそんな事考えずに気の済む様に使うのがいいと個人的には思います。
最初に言った通り
伝えたいのはこの流れを理解したら得する確率が上がるかもという事です。
安く買いたければなるべく①寄りで買う
高く売りたければなるべく⑤寄りで売る
それぞれの私生活や仕事で買う時/売る時に照らし合わせてもらえたらと思います。
以上、何かしらヒントになれば幸いです。

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