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- 投稿日:2024/09/27
- 更新日:2024/09/27
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要約
薬剤師が「風邪に効く薬がない」について抗生物質の働き方から解説します。
「風邪に効く薬がない」というフレーズを覚えたことはありませんか?先日の学長LIVEでも取り上げられていました。
https://www.youtube.com/live/z0xT-lKXrF0?si=IM99KiYzNtJSQeWk
風邪をひくと早く直したいと病院で抗生物質をもらいに行く人は多いです。しかし、風邪を治す薬は存在せず、安易に抗生物質を使用すると将来的に不都合をもたらすこともあります。そこで今回は、薬剤師が風邪の治療と抗生物質の適正利用についてお話します。
風邪の原因はウイルス
まず、風邪の主な原因はウイルスです。 風邪の原因ウイルスは多く存在し、代表的なものにライノウイルスやアデノウイルスなどがあります。 これらのウイルスが喉や鼻の粘膜に感染することで、くしゃみ、鼻水、喉の痛み、発熱といった症状が現れます。
ウイルスによる感染症のため、抗生物質は風邪には効果がありません。抗生物質は細菌に対して効果を発揮する薬であり、ウイルスには作用しないためです。
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