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- 投稿日:2024/10/02
- 更新日:2024/10/02

はじめに
前回の記事では認知心理学の記事を書きました。認知心理学はその後行動療法と結びつき認知行動療法が誕生しました。今回認知行動療法の概要や説明を解説します。
心の健康を保つための方法として、認知行動療法(CBT)とマインドフルネスが注目されています。これらの方法は、心理的問題を改善するために非常に効果的であることが多くの研究で示されています。
認知行動療法(CBT)の基本概念
1. 発展の背景
認知行動療法は、1930年代から1960年代にかけて、アルバート・エリスとアーロン・T・ベックの二人によって発展しました。エリスは論理情動行動療法(REBT)を提唱し、思考が感情や行動に与える影響を強調しました。一方、ベックはうつ病の治療を目的とした認知療法を開発しました。このように、両者は心理療法の分野で重要な役割を果たしました。
2. 認知と行動の関係
CBTの中心には、「認知の内容が行動に影響を与える」という考え方があります。クライアントが抱える心理的問題は、主にその人の思考パターンに起因するとされています。ネガティブな思考を持つことで、行動や感情に悪影響が及ぶため、これを再構成することが心理的問題の改善につながるというわけです。
これはクライエントに限ったことではなく、心理的問題に発展しないネガティブ思考からの脱却を図ることができます。

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