- 投稿日:2024/10/09
- 更新日:2025/10/09
初投稿です。前半は私が今回の記事を書くに至った経緯を書きました。シュミレーションについてのみ知りたい方は、最後の見出しからお読みください。
個人向け国債(変動10年)の魅力
令和6年9月は、銀行の普通預金利息が軒並み上がりました。とうとう日本でも金利上昇の気配が強くなってきたと感じる出来事でした。
こうなると、1年の拘束期間があるものの、ちまたの定期預金より高い利息がつき、さらに6か月ごとに最新の長期金利の変動に合わせて利子が変更される個人向け国債(変動10年)の魅力が増してきます。1年さえ過ぎれば、1万円単位で換金できるのも定期預金とは違って便利です。
私が個人向け国債(変動10年)に興味を持った経緯
私は数年前からインデックス投資と高配当株投資をしています。個人向け国債の存在は知っていましたが、詳しく調べたことはありませんでした。
今から一年ほど前、令和5年の晩秋に、母・姉と私の3人で久しぶりにランチをしました。特に理由はないのですが二人とはしばらく疎遠になっていました。その際に、母から資産管理の相談を受けました。15年前に父が亡くなってから母は一人暮らしをしています。父が存命のころは資産管理は父が、家計管理は母がしていたとのことで、将来のお金が足りるのか不安でたまらないという話でした。
結論から言えば、生活費と生活防衛資金は足りており、その他にまとまった余剰資金が普通預金口座にありました。今の暮らしでは使う必要がないお金だけれど、いざとなったら使えるようにしておきたいというのが母の希望でした。話を聞くと普段から過度な節約をしがちな印象だったので、安心してお金を使ってもらえるように、普通預金口座よりは利子がつく安全資産置き場を探した結果、個人向け国債(変動10年)にたどり着きました。
その後、母は楽天証券に特定口座を開設して1月の募集で申し込みをし、2月に購入完了。普通預金から個人向け国債(変動10年)第166回債に資産を移せました。
この時、母に固定3年や固定5年ではなく変動10年を勧めたのは、日本の金利は今後10年で下がるよりも上がっていく可能性が高いと考えたためです。下がったとしも、最低金利0.05%が保証されているので、この時点の普通預金金利よりは高い状況でした。
購入後に、受取利子額を知るには?
2月に購入してから、初めて金利が変更されたのは8月でした。
結構金利が上がったので、どのくらい受取利子額が変わったのか興味が湧きました。ですが母の証券口座には特に何も表示されないようでした。
購入時の決定金利を確認し、6か月たった時点で発表された新しい金利を調べ、これを計算すればこの時点で生じている利子がわかるはずですが、この方法でずっと追跡し続けるのは面倒です。。
何か簡単に知る方法はないのか。誰かブログなどで記事を書いていないのか。私が考えることなど、とうに誰かがやっているはずだ!と思ったので、「個人向け国債 予定利子 いくら 計算 」など打ち込んで、検索をしてみました。
そして、たどりつきました。
灯台下暗し。
財務省のウェブサイトは凄かった!!
財務省のウェブサイトには、個人向け国債についてのわかりやすい説明があり、さらに『受取利子シュミレーション』というページがありました。
個人向け国債(個人向け復興国債及び復興応援国債を含む)の購入金額に対する受取利子額をシミュレーションできる
というもので、変動10年では、調べた時点での受取利子額がわかりますが、固定3年、固定5年では、購入時に金利が決まるので満期まで持ち切った場合の受取利子額がわかります。
財務省のウェブサイトには、もう一つ『中途換金シュミレーション』というページもありました。ざっくり書くと、満期まで持たずに換金する場合に受け取れる利子額を知ることができます。
この二つが、財務省ウェブサイトでは
『個人向け国債お試しシュミレーション』として紹介されています。
個人向け国債に興味があるという方は、ぜひ覗いてみてください!
記事は以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。