- 投稿日:2024/10/21
- 更新日:2025/10/02

あらすじ
当時の私は、株式投資に興味を持ちはじめたタイミングでした。
両学長も存じ上げていましたが、その時はまだ「多数の情報源」の1つに過ぎません。
多くの情報発信者から知識を仕入れる過程で、ある投資系YouTuberが勧めていたアメリカの個別株を、お試し感覚で2〜3銘柄ほど購入しました。
それらの株は短期で値上がりし、その人を他の発信者より格上だと感じるようになりました。
ある日、その投資系YouTuberがライブで「今買うのは面白い」と「GDXJ」(後述)の名前を挙げました。
私は、なぜ「面白い」のか全く分からないまま、2021年6月に「GDXJ」を購入しました。
購入金額は、単価52ドル✕10株=520ドルです。
「彼の言うことは当たる確率が高いだろう」と思い込み、思考停止状態でした。
しかし、この決断は私に貴重な教訓をもたらすことになりました。
GDXJの特性と注意点
GDXJは、正式名称を「VanEck Junior Gold Miners ETF(ヴァンエック中小型金鉱株ETF)」といいます。
学長流に言えば「金を掘る中小企業の詰め合わせパック」です。
中小型の金鉱株に投資するETFであり、以下のような特徴があります。
・金価格の変動に大きく影響される
・中小型株特有の高いボラティリティ
・多くの投資先企業が収益を上げていないor赤字操業の可能性がある
これらの特性により、GDXJは一般的な株式投資よりもリスクが高く、初心者には適していない投資対象と言えます。
安易な投資の落とし穴
投資の知識がほとんどない状態で、YouTuberの言葉を鵜呑みにして「GDXJ」を購入したのは大きな間違いでした。
購入直後から株価は下落し始め、私の投資は含み損を抱えることになりました。
単価52ドルで購入した「GDXJ」は最も低いときで30ドルを割り込み、低空飛行を続けました。
思うに、彼の言った「面白い」とは、
・値動きの幅が大きくなっているので要注目
・下落局面が予想されるため、「空売り」で儲ける方法もある
・リスクを取れる人は、レバレッジで賭けに出るチャンス
というような意味だったのかもしれません。
3年間の塩漬け期間
幸いにも、私には余剰資金があったため、この投資を3年以上塩漬けにすることができました。
しかし、多くの投資家にとって、このような長期間の含み損を抱え続けることは困難です。
不安な気持ちも手伝い、損切りを余儀なくされる可能性が高いでしょう。
幸いなことに私は、ほぼ買値と同価格まで戻った時点で売却できました。
しかしながら、この3年以上の間、常に「GDXJ」の値動きが気にかかり続けました。
私の脳のリソースは、「GDXJ」に削られ続けてしまったのです。
学んだ教訓
十分な知識なしに投資しない: 投資対象について深く理解することが重要です。
情報発信者の発言を鵜呑みにしない: 専門家・上級者の意見を参考にしつつも、自分で判断する力を養いましょう。
リスク管理の重要性: 自分の資金力に見合った投資を心がけ、リスクを分散させることが大切です。
長期的な視点を持つ: 短期的な変動に一喜一憂せず、長期的な投資戦略を立てることが重要です。
それ以降も複数の情報発信者をチェックしていましたが、今の結論としては、
「株式投資のアドバイザーは両学長と、リベシティの仲間だけで十分」
ということです。
この結論は大事ですが、もっと大事なのは、
「自分で行動して、悩んだり失敗したりしながら、この結論にたどり着いたこと」
だと思っています。
結論
この経験から、私は投資における知識と自己判断の重要性を学びました。
初心者投資家の皆さんには、十分な調査と学習を行い、自分の資金力とリスク許容度に合った投資戦略を立てることをオススメします。
個人的には、株式投資は「インデックス投資」一本に絞ることで、学習コストを低く抑えるのがオススメです。
それによって、他へ注げる時間が増えるからです。
増えた時間で「5つの力」をバランスよく底上げするほうが、トータルで効率が良いと思います。
投資には常にリスクが伴います。
しかし、適切な知識と慎重なアプローチを持って臨めば、より安全で効果的な投資が可能になるでしょう。