- 投稿日:2024/10/22
- 更新日:2025/10/03

スクリーンタイム
スクリーンタイムとは
スクリーンタイムは、アプリやWebサイトの使用時間を確認したり、パソコンやスマホのさまざまな操作に対して使用を制御できるMac/iOSの標準機能です。
スクリーンタイムのメリット
スクリーンタイムには、次の3つのメリットがあります。
1.Mac/iOSの標準の機能のため、アプリの追加や購入が不要
2.無料で使える ※AppleIDは必要
3.MacbookやiPhoneなどの複数のデバイスから設定できる
子どもアカウントのスクリーンタイムを設定する方法
親が子どものアカウントのスクリーンタイムを設定するためには、次の4つの作業が必要です。
1.ファミリー機能を有効にする
2.子どものアカウントを作成する
3.子どものアカウントのスクリーンタイムファミリー共有をONにする
4.子どものアカウントのスクリーンタイム設定をロックする
スクリーンタイムの機能
スクリーンタイムには、パソコンやアプリの使用時間を確認したり、使用を制限したりできる機能などがあります。
本記事では、子どもがMacbookを使う場合に、設定・使用することが多い5つの機能について説明します。
機能1: パソコン、アプリ、Webサイトの使用時間の確認
機能2: パソコンの使用時間の制限
機能3: アプリ・Webサイトの使用時間の制限
機能4: Webサイトの閲覧制限
機能5: コミュニケーションの安全性
機能1: パソコン、アプリ、Webサイトの使用時間の確認
パソコン、アプリ、Webサイトの使用時間の確認とは
スクリーンタイムを利用すると、パソコン、アプリ、Webサイトの1日の使用時間を確認することができます。
使用時間を確認することで、子どもがどのくらいパソコンを使っているかを知ることができます。
パソコン、アプリ、Webサイトの使用時間の確認方法
パソコンの使用時間は、「スクリーンタイム → アプリとWebサイトのアクティビティ」から確認できます。
アプリ、Webサイトの使用時間は、「スクリーンタイム → アプリとWebサイトのアクティビティ」から確認できます。
機能2: パソコンの使用時間の制限
パソコンの使用時間の制限とは
パソコンの使用時間の制限は、「パソコンを使用できない時間(休止時間)」を設定することができる機能です。
もし、休止時間中にパソコンを使用した場合は、許可されたアプリ以外が使用できない状態(アプリのアイコンが薄くなる)になります。
許可されていないアプリを使用しようとした場合は、下記のような画面が表示されます。
もし、許可されていないアプリを使用したい場合は、「時間延長の許可を求める」をクリックして、許可リクエストを送信する必要があります。
パソコンの使用時間の制限の設定方法
パソコンの使用できない時間(休止時間)は、「スクリーンタイム → 休止時間」から設定できます。
パソコンの使用時間の制限の注意事項
「休止時間中にブロック」がOFFの場合に、許可されていないアプリを利用しようとした場合は、時間制限を超えたことを知らせる画面が表示されますが、「制限を無視」をクリックすると、許可がなくても延長して使うことができてしまいます。
子どもの利用を制限したい場合は、「休止時間中にブロック」をONにするのが望ましいです。
機能3: アプリ・Webサイトの使用時間の制限
アプリ・Webサイトの使用時間の制限とは
アプリ・Webサイトの使用時間の制限は、特定のアプリ・Webサイトの使用可能時間を設定できる機能です。
アプリやWebサイトの使用中でも、制限時間を超えた場合は、アプリが使用できない状態となります。時間制限を超えたアプリを使用しようとした場合は、下記のような画面が表示されます。
もし、時間制限を超えたアプリを使用したい場合は、「時間延長の許可を求める」をクリックして、許可リクエストを送信する必要があります。
アプリ・Webサイトの使用時間の制限の設定方法
アプリ・Webサイトの使用時間の制限は、「スクリーンタイム → アプリ使用時間の制限」から設定できます。設定を行うと、設定したアプリやWebサイトの情報が表示されます。
アプリ・Webサイトの使用時間の制限の注意事項
「使用制限終了時にブロック」がOFFの場合に、制限時間を超えたアプリを利用しようとした場合は、時間制限を超えたことを知らせる画面が表示されますが、「制限を無視」をクリックすると、許可がなくても延長して使うことができてしまいます。
子どもの利用を制限したい場合は、「使用制限終了時にブロック」をONにするのが望ましいです。
機能4: Webサイトの閲覧制限
Webサイトの閲覧制限とは
Webサイトの閲覧制限は、Webサイトのコンテンツへのアクセスを制限できる機能です。
特定のWebサイトにアクセスできなくしたり、許可されたWebサイト以外は閲覧できないように設定することができます。
許可されていないWebサイトにアクセスした場合は、警告画面が出てWebサイトを閲覧することができません。許可されていないWebサイトを閲覧するためには、Webサイトのドメイン名やURLを許可リストに追加する必要があります。
Webサイトの閲覧制限の設定方法
Webサイトの閲覧制限は、「スクリーンタイム → コンテンツとプライバシー → ストア、Web、Safari、およびGame Centerコンテンツ」から設定できます。Webサイトの閲覧制限では、設定内容を次の3つから選択することができます。
1.無制限アクセス
2.成人向けWebサイトを制限
3.許可されたWebサイトのみオススメは、「成人向けWebサイトを制限」です。
成人向けWebサイトを制限では、多くの成人向けWebサイトへのアクセスを自動的に制限してくれるのに加えて、許可がないと閲覧不可のサイトも設定できます。
Webサイトの閲覧制限の注意事項
Webサイトの閲覧制限の設定は、Safari以外のブラウザではうまく機能しないため、注意が必要です。
制限を有効にするためには、Safariを使用する必要があります。
機能5: コミュニケーションの安全性
コミュニケーションの安全性とは
コミュニケーションの安全性は、不適切な画像やビデオの閲覧を制限したり、教材を使ってリスクを学んだりすることができる機能です。
設定をONにした状態で、不適切な画像やビデオを送受信しようとした場合は、警告メッセージが表示されます。
コミュニケーションの安全性の設定方法
コミュニケーションの安全性は、「スクリーンタイム → コミュニケーションの安全性」から設定できます。コミュニケーションの安全性の設定は、機能をONにするかどうかの設定のみです。
コミュニケーションの安全性の注意事項
コミュニケーションの安全性が有効なのは、Apple純正のメッセージ等の一部のアプリのみです。
また、コミュニケーションの安全性はブロックではなく警告の機能なので、警告を無視することもできてしまいます。
あくまで、補助的な機能の位置付けです。
スクリーンタイムの注意点
スクリーンタイムの注意点は、下記の5つです。
1.子どものAppleIDが必要
2.Safari以外のブラウザでは閲覧制限が有効にならない
3.インターネット接続しないと、設定が更新されない
4.設定が反映されるまでに時間がかかる場合がある
5.データがうまく連携されない場合がある
1.子どものAppleIDが必要
スクリーンタイムを使うには、AppleIDが必要となります。
子どものアカウントで、スクリーンタイムを使いたい場合には、子どものAppleIDが必要になります。
AppleIDは無料で作ることができます。
2.Safari以外のブラウザでは閲覧制限が有効にならない
Webサイトの閲覧時間の制限や閲覧制限の設定を行った場合、設定が有効なのはSafariのみです。
Safari以外のChromeやFirefoxなどのブラウザでは、閲覧制限の設定が有効になりません。
子どもがパソコンを利用する際は、Safari以外のブラウザはインストールしないのがオススメです。
3.インターネット接続しないと、設定が更新されない
パソコンがインターネットに接続していない状態だと、設定が反映されません。
設定を反映させるためには、パソコンをインターネットに接続する必要があります。
4.設定が反映されるまでに時間がかかる場合がある
スクリーンタイムの設定を追加したり、変更した場合、反映されるまでにしばらく時間がかかる場合があります。
5.データがうまく連携されない場合がある
MacBookやiPhoneなどの複数のデバイスで、スクリーンタイムの設定変更や設定値の確認を行うことができます。
基本的には、どのデバイスでも同じ情報を確認することができます。
ただし、うまくデータが連携されない場合もあります。
特に、アプリとWebサイトのアクティビティでのパソコンやアプリの使用時間の確認は、うまくデータが連携されない場合が多いです。
データがうまく連携されない場合は、しばらく待つか、再度同じ操作を行うことで改善される場合があります。