- 投稿日:2024/11/29
- 更新日:2025/10/09
こんにちは、名古屋市守山区で自宅整体サロンを運営する理学療法士のきむです。
こんなお悩みありませんか?
✅️長時間のデスクワークで肩や腰に違和感を感じている
✅️どこに行っても解決しなかった痛み、諦めかけている
身体機能チェックは、健康経営に積極的な企業や、パーソナライズされた医療プランを提供する施設では、筋力測定や姿勢の評価が導入されていることもあります。
痛みや不調の改善、パフォーマンス向上を目指すうえで、身体機能を正確にチェックすることはとても重要です。
なぜなら、症状が出ている部分だけを見ても、本当の原因が隠れていることが多いからです。
本記事では、身体機能をチェックすることで何がわかり、どのような改善に役立つかについてご紹介します。
1. 身体機能チェックで得られる5つのこと
① 姿勢のゆがみや不均衡がわかる
正しい姿勢が崩れると、肩こり・腰痛・膝の痛みなどの原因になります。身体機能のチェックを通じて、どの部位にゆがみがあるのかを明確にし、身体のバランスを整えるための具体的なアプローチが可能になります。
例:
猫背による首・肩への負担
骨盤のズレによる腰の痛み
② 関節の可動域がわかる
自動運動と他動運動のチェックによって、関節が正常な範囲で動くかどうかを評価します。可動域が狭まると、痛みや動作の制限が生じます。
自動運動とは、自分の力で体を動かす動きのことです。
他動運動とは、理学療法士など他者の力で関節を動かすことを指します。
この2つのチェックを行うことで、関節がどれだけスムーズに動くかを調べます。もし関節の動く範囲(可動域)が狭くなっていると、痛みが出たり、動きが制限されてしまいます。
具体例
自動運動チェック:
自分で腕を上げてみる → 「肩が途中で痛くて上がらない」
→ 筋肉や関節に問題がある可能性
他動運動チェック:
理学療法士があなたの腕を上げてみる → 「理学療法士が動かせば痛みが少ない」
→ 筋肉の緊張が原因かも
例:
腕が上がりにくいのは肩関節の制限か筋肉の問題か?
股関節の動きが悪く、腰痛の原因になっている
③ 筋力や柔軟性の不足がわかる
抵抗運動チェックにより、筋力がどれだけ発揮できるかを測定します。また、硬くなった筋肉や短縮した筋がないかどうかも確認します。筋力の不足やアンバランスは、スポーツや日常生活でのケガの原因になります。
例:
腹筋が弱く、腰に負担がかかっている
太ももの筋力低下が膝の痛みにつながっている
筋力低下が筋そのものの問題ではなく、末梢神経や中枢神経の障害(例えば坐骨神経痛や脊髄の問題)に起因することがわかる。
早期発見
抵抗運動中に力が入らなかったり、痛みが強くなる場合、神経損傷や神経圧迫が疑われます。これにより、早期にリハビリや専門医の診断が必要か判断できます。
④ 生活習慣による負担が見えてくる
身体機能チェックを通じて、生活の中での悪い習慣(長時間の座位、無理な姿勢、運動不足など)が浮き彫りになります。その情報をもとに、生活習慣の改善も提案します。
例:
長時間のデスクワークで姿勢が崩れている
リモートワークによる運動不足が肩こりの原因に
⑤ ケガや痛みの原因の本質がわかる
「痛みが出ている場所=原因」とは限りません。
例えば、腰の痛みが股関節や足首の可動域不足から来ていることもあります。身体全体を評価することで、痛みの原因を多角的に見つけ出します。
例:
足首の硬さがランニング時の膝痛の原因になっている
肩の動きの制限が背中の痛みを引き起こしている
2. 身体機能チェックがもたらす3つのメリット
① 根本的な痛みの原因を把握できる
痛みの表面だけでなく、本質的な原因を見つけることで、対症療法ではなく根本からの改善が目指せます。
② オーダーメイドの施術プランが立てられる
一人ひとりの体の状態に合わせた施術プランを作成し、効果的なアプローチが可能です。無理なく進められるため、無駄がありません。
身体機能を数値で評価し、その結果をレーダーチャート例などのグラフ形式で視覚化することで、以下のようなメリットが得られます。
現状をひと目で把握できる
➔ 各項目の強み・弱みを同時に確認し、課題を明確化。
成果が見え、モチベーションが向上
➔ 運動やトレーニングの前後での変化を実感し、継続意欲が高まる。
個別の改善プランを立てやすい
➔ 数値化されたデータに基づき、オーダーメイドの施術プランを提案。
施術者と顧客のコミュニケーションが円滑に
➔ データを用いた具体的な説明で、施術の必要性や進捗をわかりやすく伝えられる。
長期的な健康管理に活用できる
➔ 定期的なチェックで身体機能の変化を追跡し、健康維持に役立つ。
③ 予防とパフォーマンス向上につながる
ケガの予防だけでなく、身体機能の向上により、スポーツや日常生活でのパフォーマンスを向上させることができます。
3. 身体機能チェックの流れ
姿勢チェック
体のゆがみやバランスを見て、負担のかかっている部位を特定します。
自動運動・他動運動チェック
自分で動かす範囲と、理学療法士が動かす範囲を評価し、可動域を確認。
抵抗運動チェック
筋力の低下や左右差をチェックし、必要なトレーニングを提案。
触診チェック
筋肉や関節に直接触れて、コリや炎症、硬さを確認します。
きむが全身の身体機能をチェックに要する時間は10分〜20分くらいです。
4. こんな方におすすめです!
慢性的な肩こりや腰痛で悩んでいる方
手術後のリハビリが終わったが、痛みが残っている方
スポーツのパフォーマンスを向上させたい方
年齢を重ねても健康を維持したい方
身体機能チェックを受けたい場合の流れ
身体機能チェックは、理学療法士が在籍する整形外科やリハビリ施設、スポーツトレーニングジム、または理学療法士が運営する整体サロンなどで受けることが可能です。
健康診断や企業向けプログラムでのチェック
企業の健康診断に注目
一部の企業では、社員の健康経営の一環として身体機能評価を行っているケースがあります。企業の健康診断やオプション検査に、姿勢評価や筋力測定が含まれているか確認しましょう。
人間ドックや総合クリニックの利用
一般の健康診断では不足しがちな身体機能チェックも、人間ドックや特定のクリニックでは実施されていることがあります。利用したい検査内容がある場合は、事前に問い合わせて確認します。
3. スポーツジムやフィットネスクラブでの利用
パーソナルトレーナーによるチェック一部のスポーツジムやフィットネスクラブでは、身体機能を測定し、パフォーマンス向上やケガ予防のためのアドバイスを提供するプログラムがあります。
4. 費用や期間の確認
自費か保険か?
理学療法士のサロンやスポーツジムでのチェックは自費となるケースが多いですが、整形外科でのチェックは保険が適用される場合もあります。
期間と頻度
身体機能の改善は1回のチェックだけでは終わりません。定期的なチェックを行い、進捗を確認することが重要です。
5. まとめ:身体機能チェックも健康診断と同じくらい重要です
身体機能チェックを通じて、姿勢、筋力、柔軟性、生活習慣の問題を明らかにし、根本からの改善を目指すことができます。
痛みの原因をしっかりと把握し、一人ひとりに合った施術プランで、健康的で快適な日常を取り戻しましょう。
何か気になることがあれば、お気軽にご質問ください!