- 投稿日:2024/10/29
- 更新日:2025/10/02

はじめに
リベシティオフィスは素晴らしい交流の場です。
しかし、時間的・距離的な制約から、地方在住の会員にとっては利用が難しい場合があります。
バーチャルオフィスも良いのですが、私の経験から、地元のバーに行くことをオススメします。
ここでは地元のバーを活用することで、リベシティオフィスに近い経験を得る方法をご紹介します。
バーの魅力
多様な出会い
地元のバーには様々な背景を持つ人々が訪れます。
普段の生活圏では出会えない人々との交流が期待できる、貴重な機会です。
経営者や個人事業主も多く訪れるので、思わぬ出会いから道が拓けることもあるかもしれません。
落ち着いた雰囲気
バーは静かで落ち着いた環境を提供し、深い会話や内省の時間を持つことができます。
話すのが苦手でも、ゆったりとした空気の中で一言二言なら会話ができるかもしれません。
バーテンダーの役割
経験豊富なバーテンダーは、会話の達人です。
彼らは客の話を上手に聞き、適切なアドバイスをくれることもあります。
客同士の間も取り持ってくれるので、気付いたら隣の人と会話ができています。
小さなお店では、マスター(=バーテンダー)が1人でお店を切り盛りするところも多いです。
いきなり体験談
きっかけ
私が初めてバーに入ったのは30代に入った頃で、今から20年ほど昔のことです。
サラリーマンの私が普段から接しているのは、価値観・人生観が似通った同僚や家族ばかり。
当時の私は、自分の世界が狭くなっていることに危機感を覚え、
「違う世界を知る人と交流し、自分の世界を広げねばならない」
と強く思っていました。
行動に移す
思い付いた解決策は、1人飲みでした。
初めはいわゆる「飲み屋」に1人で行ったのですが、飲み屋は活気があって騒がしい!
店の人や隣の人との会話を試みても、円滑な会話などできません。
ノドが弱いこともあってすぐに声が枯れてしまい、目的である「有意義な交流」は果たせませんでした。
そんなチャレンジが何度かあった後、バーというものの存在を思い出しました。
とても敷居が高く感じましたし、それが正解なのかも不明でしたが、とにかく私はバーに行きたくなりました。
下調べをして、着慣れないジャケットを羽織り、店の前まで行ったのに入れずに引き返し…
なんとか勇気を出して入店してからも、上手にコミュニケーションなど取れません。
マスターが少しずつ会話を広げてくれて、世界を広げるために来店したことを聞き出してくれました。
得たもの
途中でくじけたり諦めたりせずに、バーに入るまで頑張れたのが不思議なくらいです。
今となっては、バーに行く事にこだわっていた理由も覚えていません。
しかしとにかく、私はやり遂げたのでした。
多くの体験がありました。
・地元産のウイスキーが、世界的に高く評価されていることを知る
・地元史に詳しい常連さんとの会話で、小さい頃からの疑問が解決
・混雑時、不慣れな感じのお客さんが来店し、マスターの手が空くまで私が相手をする
・音楽好きなお客さんと話が盛り上がり、即興でライブが開催される
などなど、少しでもタイミングが異なれば、発生しないであろうイベントの数々でした。
時が経っても
地域の名士や個人事業主の方とも、たくさん会話しました。
(そもそも、バーのマスターたちも個人事業主です)
子どもが小さいので今はバーに行けませんが、本当に困った時には相談に乗ってもらうことも出来そうです。
結果として、私の世界は大きく広がりました。
ネットのゲームやコミュニティでも仲間はできましたが、リアルで触れ合った人々との絆は、また別のものだと感じます。
特に違うのは、時間が経ってからです。
リアルで触れ合った人々とは、時間が経っても何かあれば相談できるという感覚があります。
初心者でも安心して行けるバー
最初は誰でも不安
一人でバーに入ることは、多くの初心者にとって緊張する瞬間です。
「自分だけが浮いてしまうのでは?」という不安や、「何を注文すればいいのか分からない」という戸惑いがあるかもしれません。
しかし、忘れてしまいがちですが相手は客商売です。
初心者だからといって見下すことは無いですし、出来ればリピーターになって欲しいという下心もあります。
こちらが変に気取ったり・横柄な態度を取らなければ、親切に接してくれます。
心構えを持つ
バーには友好的な雰囲気の人が多いので、安心して自分自身をリラックスさせましょう。
「なんでもいいから、人と会話をする」など、目標を決めて入るのも良いでしょう。
初めての際は、事前に電話をするのもオススメです。
「ドレスコードはあるのか?」、「アルコールが飲めなくても大丈夫か?」など、電話の内容は何でもいいのです。
電話をすることで「これからバーに行くんだ。もう電話してしまったんだ」という覚悟ができます。
入ったらどうする?
カウンター席はバーテンダーとの距離が近く、コミュニケーションが取りやすいです。
また、他のお客さんとも自然に会話が生まれやすい環境です。
1人だといえば、カウンターに誘導してもらえるでしょう。
何を飲んだらいいのか分からなければ、素直に聞いてみれば大丈夫です。
それをきっかけに会話が始まります。
地元のバーならではの魅力
地域に根ざした交流
地方のバーは地域コミュニティとの結びつきが強く、地元の人々との深い交流が期待できます。
リベシティ住人ではなくても、自立志向が強く経験豊富な人材はたくさんいます。
きっかけや刺激をもらえるチャンスがあるかも。
地域性の高いメニューや話題
地元産の素材を使った飲み物や料理を楽しむことで、その土地ならではの体験ができます。
地元の情報を仕入れたり、新たな発見があるかもしれません。
その体験は自身の血肉となり、独自のパーソナリティを形作るでしょう。
ゆったりとした時間
忙しい日常から離れ、ゆっくりと流れる時間の中で自己を見つめ直す機会が得られます。
望んだような体験が得られなかったとしても、何らかの経験が積み重なっていることでしょう。
まとめ
自己成長とネットワーク
新しい人々との対話を通じて、自分の価値観や人生観を広げるチャンスです。
また、地域で活躍する人々と出会うことで、新たなビジネスチャンスも生まれるかもしれません。
適度な飲酒とマナー
適度な飲酒を心がけ、他のお客やスタッフへの配慮も忘れずに。
責任ある大人が集まる場所だということを意識しましょう。
雰囲気に慣れるだけでも十分な収穫です。
オープンマインドで臨む
新しい出会いや経験に対してオープンな姿勢を持つことで、より多くの学びや気付きを得られます。
地元のバーを活用することで、リベシティオフィスに行けなくても同様の価値ある経験が得られます。
最初は緊張するかもしれませんが、一歩踏み出すことで新たな可能性が広がります。
この機会を通じて自己成長とネットワーク拡大を図りましょう。
バーという特別な空間で、新たな人生の可能性を見出してください。