- 投稿日:2024/11/01
- 更新日:2024/11/30

高齢になるにつれて、体の機能はどうしても衰えていきます.歩行速度の低下もその一つ.しかし、発酵乳製品の摂取が加齢による歩行速度の低下を抑える効果があると知ったらどうでしょう?
この記事では、発酵乳製品がもたらす健康効果と、日常生活で実践できる方法を詳しく解説します.
発酵乳製品とは?
発酵乳製品とは、牛乳やクリームに乳酸菌などの善玉菌を加え、発酵させた食品です.代表的なものに、ヨーグルトやケフィア、チーズなどがあります.発酵過程で生成される乳酸菌は、腸内環境を整え、免疫力を高める働きを持つため、健康維持に非常に効果的です.
最近の研究*では、発酵乳製品が高齢者の歩行速度にも良い影響を与える可能性が示されています.
*参考文献:Shimamoto K, et al. Benef Microbes. 2024;15:449-463.
1. 発酵乳製品が歩行速度に与える影響
東京都健康長寿医療センターの研究によると、発酵乳製品を週に3日以上摂取している高齢者は、摂取頻度が少ない高齢者よりも歩行速度が速いことが明らかになりました.この研究では、特に男性で顕著な差が見られ、週に3日以上の発酵乳製品摂取が、歩行速度の低下を7.3年分遅らせる可能性があるとされています.

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