• 投稿日:2024/11/01
  • 更新日:2025/09/30
AIでよく聞くハルシネーションってなに?

AIでよく聞くハルシネーションってなに?

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uno@革工房招き犬

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要約
AIが嘘をつく?そんなハプニングが日常で起こりうるって知ってますか?AIのハルシネーションについて、わかりやすく解説します。AIとの正しい付き合い方を学んで、もっとAIを楽しみましょう!

そもそもハルシネーションって?

まず、「ハルシネーション」って言葉はあまり聞き慣れないかもしれませんが、AIやコンピュータの世界では重要な概念の一つです。ハルシネーションは、本来「幻覚」という意味ですが、AIにおいては、「存在しない情報をあたかも事実のように答える」ことを指します。つまり、AIが質問に答えるとき、あたかもそれが本当のように、でも実は事実ではない情報を作り出してしまうことがあるんです。

例えば、AIに「日本で一番高い山は?」と聞くと、正しい答え「富士山」が返ってくることがほとんどです。でも、もしAIが「日本で一番高い山は大阪城です」と答えたとしたら、これがハルシネーションです。実際には存在しない情報を生成してしまった例ですね。

なぜこんなことが起きるのでしょう?それは、AIが大量のデータを元に学習しているからです。AIは、これまでに見たことのある情報やデータを元にして答えを導き出そうとしますが、ときには間違ったデータや、学んだことのないトピックに対しても無理に答えようとすることがあります。この結果、存在しない情報を生成してしまうことがあるんです。

AIって何を使っているの?

AIにはいろいろな種類がありますが、特に有名なのは「大規模言語モデル」というものです。これは、インターネット上にある膨大な文章データを使って学習し、人間の言葉を理解し、適切な返答を生成するAIの一種です。たとえば、おなじみチャッピー(ChatGPT)といったAIモデルがこれに当たります。これらのAIは、多くの文章を学んで、言葉の使い方や意味を理解できるようになっています。

でも、こういったAIも完璧ではありません。先ほど説明したように、データが不完全だったり、質問があまりにも難しかったりすると、ハルシネーションが起こることがあります。

主な対策をAIに聞いてみる

では、どうすればAIがハルシネーションを起こさないようにできるのでしょうか?実は、いくつかの対策があります。ここでは、AIに聞いてみた対策をいくつか紹介します。

1. 検証プロセスを強化する
 AIが生成した情報をすぐに信じてはいけません。AIの答えが正しいかどうか、別のソースを使って検証することが重要です。例えば、百科事典や信頼できるウェブサイトなどで、AIの回答が正しいかどうかを確認することが有効です。

2. データの精度を向上させる
 AIは、学習するデータに依存しています。そのため、AIに提供するデータが正確であればあるほど、AIが誤った情報を生成するリスクは減ります。信頼できるデータセットを使ってAIをトレーニングすることが、ハルシネーションを防ぐために重要です。

3. コンテキストを提供する
 AIに対して質問するとき、具体的な質問や、質問に関連する情報を一緒に提供することで、AIが誤解するリスクを減らすことができます。たとえば、広いテーマではなく、具体的な日付や場所を指定することで、より正確な回答が得られる場合があります。

4. フィードバックを活用する
 AIが間違った回答をしたときは、それを指摘してフィードバックを与えることが有効です。AIは学習モデルなので、フィードバックを通じて改善することが期待されます。これにより、次回はより正確な回答が得られる可能性が高まります。

それを活用したプロンプトを投げる

では、実際に上記の対策を活用して、AIに正しい答えを出してもらうための工夫をしましょう。たとえば、次のようなプロンプトを使ってAIに質問してみましょう。

「日本で一番高い山は富士山ですが、その標高は何メートルですか?また、周辺にある有名な観光スポットをいくつか教えてください。」

このように、AIに質問するときに既に自分が知っている正しい情報(「日本で一番高い山は富士山」)を含めることで、AIが誤った情報を生成するリスクを減らすことができます。また、具体的な質問(「標高は何メートルですか?」)をすることで、より正確な答えが得られます。

また、次のようなプロンプトも考えられます。

「2023年のノーベル物理学賞受賞者について、信頼できる情報源を元にして簡潔に説明してください。」

このプロンプトでは、「信頼できる情報源を元にして」と指示することで、AIがデタラメな情報を出さないようにする意図があります。AIが生成する情報をあらかじめ確認するように促すことで、ハルシネーションを防ぐ工夫をしています。

でもなんだか難しい!

とはいえ、これらの対策を全部やるのは簡単ではありません。AIは便利なツールですが、完璧ではないため、常に注意が必要です。特に、AIが生成する情報を鵜呑みにせず、自分自身で確認することが大切です。AIの答えが正しいかどうかを見極めるためには、一定のリテラシーが必要ですし、情報源の信頼性も重要です。

さらに、AIに質問するときに適切なプロンプトを作成するのも、なかなか難しい作業です。質問が曖昧すぎると、AIは誤った情報を生成しやすくなりますし、逆に質問が細かすぎると、期待した答えが得られないこともあります。このバランスを取るのが、AIを使いこなすためのコツでもあります。

チャットハブなら便利だよ

そんなときに役立つのが、AIを使いやすくするためのツールやプラットフォームです。その中でも「ChatHub」というツールは非常に便利です。チャットハブは、複数のAIモデルを一つの画面で使えるようにしてくれるサービスです。これによって、例えばChatGPTやパプちゃん(Perplexity AI)他のAIモデルを簡単に切り替えながら使うことができます。

チャットハブを使うことで、どのAIモデルが一番正確な答えを出してくれるのかを比較したり、複数のAIから意見を集めることができるので、ハルシネーションが起こりにくくなります。また、チャットハブでは、AIが生成した情報を自動でチェックしてくれる機能もあるため、自分で一から確認する手間が省けます。

さらに、チャットハブは使い方が簡単で、複雑な操作をする必要がありません。初心者でも手軽にAIを活用できるので、特にこれからAIを使ってみたいという人には最適なツールです。

無料版もあります

チャットハブには無料プランもあるので、気軽に試してみることができます。まずは無料プランでどんな感じなのか体験してみて、気に入ったら有料プランにアップグレードするのも一つの手です。

実際に使ってみると、AIの便利さや可能性を感じることができるはずです。でも、同時にAIが完璧ではないこと、そしてハルシネーションという問題があることも理解しておくことが大切です。その上で、AIを上手に使いこなすための対策を取り入れることで、日常のさまざまな場面でAIを活用できるようになります。

ぜひ、AIを活用してともに歩んで行きましょう!

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