- 投稿日:2024/11/08
- 更新日:2025/09/29

「ワードクラウド」ってなに?
英語で書くと「word(言葉)」+「cloud(雲)」。
日本語でいうと「ことばぐも」です。
(僕が勝手に名付けました!)
ある文章の中でよく使われる言葉を大きさで表現したもので、
たくさん使われる言葉は大きく、
少ない言葉は小さく表示されます。↑こんな感じです。(適当に作ってみました)
空に浮かぶ雲がいろいろな形をしているように、ワードクラウドもその文章中にある言葉の頻度によって形や大きさが変わります。
この表現方法は、正確な単語数まではわかりませんが、ぱっと見ただけで重要なキーワードやテーマを把握することができるので便利です。
この記事では
ノウハウ図書館上位500記事で設定されているタグ
を例にして、ChatGPTを使った「ワードクラウド化」の方法を紹介します。
うまくいけば、無料版ChatGPTでも作れますよ!!
注意事項
これから「ワードクラウド化」の方法をお伝えするのですが、以下のChatGPT注意事項を、必ずご一読ください!
なお、この記事ではChatGPTのことを、親しみをこめて「チャッピー」と呼んでいきます。
(1)チャッピーはおっちょこちょい!
チャッピーに厳密さを期待するのはやめましょう。100%の正確性で分析結果を出してくれることは本当にまれです。だいたい40%~70%くらいの正解率なんだろうなあくらいの感覚で、結果を見ることをおすすめします。
(2)チャッピーはとても気分屋さん!
これから紹介する方法とまったく同じ命令をしても、同じような結果にならないことがあります。たとえ昨日うまくいった命令でも、「できません」と平気で言ってくることさえあるのです…。そんな場合は、言い回しを変えたり、チャッピーのご機嫌をとったりと、いろいろ工夫してみてください。
超簡単な5ステップでできあがり!
それでは、「ワードクラウド化」をしていきましょう。
以下の5ステップで作ることができます。
【1】テキストデータを作成する
【2】チャッピーに食べてもらう
【3】HTMLコードを作成してもらう
【4】コードをHTML形式で保存する
【5】ファイルを開くと・・・できあがり!
なんと、プログラミングの知識がまったく無くてもできるので、とっても簡単です。
ひとつひとつ見ていきましょう。
【1】テキストデータを作成する
まずは、チャッピーに「ワードクラウド化」してもらうデータを準備します。
今回は、以下の条件でテキストデータを集めました。
✅直近30日以内のノウハウ図書館記事(2024年11月8日起点)
✅上位500記事(レビュー件数順)に設定されている全てのタグ
(・・・まって、自分で設定しといて過酷すぎませんか!?😣)
それでは、僕の労力の結果をご覧ください。
じゃーん!
今回は全てのタグを「Googleドキュメント」に貼り付けていき、テキストデータを作成しました。
(みなさんは、こんなことしなくて大丈夫ですよ・・・?)
【2】チャッピーに食べてもらう
データの準備ができたら、チャッピーにそれをインプットしていきます。
ChatGPT | OpenAI
↑こちらにアクセスして、ログインしましょう。
メッセージ入力欄の横に、クリップの絵( 📎 )があると思います。
そこをクリックして、
「Google Driveに接続する(追加する)」
をクリックしましょう。
そうするとGoogle Driveにアクセスできるので、
「【1】で作成したテキストデータ」
を選択します。
※注意:まだ送信ボタンは押さないでくださいね!
次に、メッセージ入力欄に以下の文章をそのままコピペしてください。
アップロードしたファイルを読み込み、代表的な単語の出現数をテーブル形式で表示してください。
ここまで入力したら、送信ボタンを押しましょう。
すると・・・
このように、各単語の出現数が出てきました。
※チャッピーは気分屋さんなので、上位5個しか出してくれなかったりします…。その時は「上位30個を出して」など、命令文を工夫してみましょう。
見てください。なんとこれだけで、タグランキングが完成です!
今回は、「副業」というタグが多いみたいですね。
・・・でも待ってください。
ここで満足してはいけません。
我々の目標は、「ワードクラウド化」です。
ここまできたら、500記事タグの「ことばぐも」を見たくないですか。
先へ進みましょう。
【3】HTMLコードを作成してもらう
次に、メッセージ入力欄に、以下の文章をそのままコピペしてください。
このテーブルの単語出現頻度を見本のデータとして全て使い、ワードクラウドを作成するHTMLコードを作成してください。その際には”https://d3js.org/d3.v5.min.js””https://cdn.rawgit.com/jasondavies/d3-cloud/master/build/d3.layout.cloud.js”を使用してください。サイズは幅1200px高さ900px。カラフルなものにしてください。
ちなみに
●[d3.js]はデータ可視化のためのJavaScriptライブラリ
●[d3-cloud]はその拡張機能
としてワードクラウドを生成するために使われるとのことですが、
とても専門的になるのですっとばしてください!
このように命令することで、チャッピーが適切なHTMLコードを作成してくれます。
なにやらプログラミングっぽい文字がたくさん出てきましたね!
びっくりしなくて大丈夫です。チャッピーがちゃんと作成してくれました。
あともう少しで完成です!
次へ進みましょう。
【4】コードをHTML形式で保存する
チャッピーに作成してもらったHTMLコードを、
「コードをコピーする」
というボタンをクリックしてコピーします。
その後、それをご自身のPCのテキストエディタにペーストして、保存します。
テキストエディタとは、シンプルに文字情報を保存するアプリです。
✅Windowsだと「メモ帳」
✅Macだと「テキストエディット」
が代表的なテキストエディタです。
・・・おっと?
次の手順を書こうとしたら、チャッピーに先回りされてました。
(優秀でかわいい子!!)
チャッピーが言うように、テキストエディタを保存する時に、
「〇〇.html」という名前(拡張子)
にすることを忘れないようにしましょう。
【5】ファイルを開くと・・・できあがり!
保存が完了したら一度ファイルを閉じて、心の準備をしてください。
ゆっくり深呼吸しましたか?
では、ファイルを開いてみてください。
じゃーん!
ワードクラウドの完成です!(すごい)
これで上位500記事にどんなタグが設定されているのかが、一目でわかりますね!
うまくいかない場合は・・・
なんせチャッピーは気分屋さんなので、同じ方法でやってもうまくワードクラウド化してくれない場合があります…。
そんな時は
✅指示通りに表示されないのですが?
✅もっと色をカラフルにしてください
✅文字をもう少し大きくしてください
✅横書きにして見やすくしてください
✅文字の重なりを少なくしてください
など、命令文を工夫してみてください。
個人的に面白いなと思うのが
「😆あなたならできます!!」
と言うと、意外とやってくれるところです(笑)
いろいろ試してみてください!
てかもっと簡単に作れるんじゃね?
【2】チャッピーに食べてもらうのところで、
「ワードクラウドを作成して」って一言命令すれば
もっと簡単に作ってくれるんじゃない?
と思われた方、非常に鋭いです。
やってみましょう。
↑こんな感じになります。。
ご覧のように、チャッピーはまだ日本語の出力に対応できていないようです。。
でも!英語版でこの機能が実装されているということは、きっと日本語対応してくれる日も近いと思います!!!
それまでは、この記事のノウハウで分析しましょう。
▼まとめ:「ことばぐも」を楽しもう!
いかがでしたか?
チャッピーを使って、膨大なテキストデータをおおまかに分析する方法についてまとめました。
ノウハウ図書館以外にも、読む気力をなくすくらいのテキストデータを分析するひとつの手段にしていただけると幸いです。
なお、今回は
ChatGPTを使ったテキストマイニング(日本語ワードクラウド挑戦篇)
↑こちらで紹介されていた方法を参考に、ワードクラウドを作成してみました。
(吉澤さんの声、非常に耳ごこちが良いです)
それでは今回は、500記事のタグ集計に熱中してしまった僕が思わず漏らした一言でお別れです。
今回も読んでいただき、ありがとうございました!✨
「まって、今の540記事目だった・・・🥺」