- 投稿日:2024/11/13
- 更新日:2025/10/01

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回はトーマス・ラッポルト著「ピーター・ティール 世界を手にした『反逆の起業家』の野望」2018年発行をつまみ食いします。
まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
筆者:トーマス・ラッポルト(1971年ドイツ生まれの起業家、投資家、ジャーナリスト)
補足
ピーター・ティール:アメリカ合衆国の起業家、投資家。PayPal、OpenAI、Palantir共同創業者。
1967年、西ドイツのフランクフルトで生まれ。会社:PayPal(ペイパル)は、インターネット上で決済や送金を行うことができるサービス。
今日のビジネス界でピーター・ティールの名を聞いたことがないという人間がいたら、そいつはまちがいなく三流だ。
トーマス・ラッポルト著「ピーター・ティール 世界を手にした『反逆の起業家』の野望」
ピーター・ティールが見た起業の本質
「送金」に需要あり
金融業界で働いていたティールは、インターネット時代には「送金」に需要があることを気がつく。🧐
当時のアメリカではクレジットカードは発達していましたが、それ以外の支払い方法となると小切手が中心であり、小切手の現金化には銀行に行き、何日か待つ必要がありました。
こうした時代後れのやり方を改善し、ネット時代に相応しい簡単で信頼性の高い、かつ迅速な手段を提供することこそ、成功の秘訣になると確信する。
⇒ 身近な時代遅れを見つけてビジネスにする。
ゼロから1を生むのが「進歩」である
トーマス・ラッポルト著「ピーター・ティール 世界を手にした『反逆の起業家』の野望」
ゼロから1に進むために必要な質問を本書で紹介している。
❶何に価値があるのか?
❷自分に何ができるのか?
❸他の誰もしないことは何だろう?
ビジネスの成功には、理解し合えるメンバーが鍵。
固い友情がもたらす成功
ティールはニューヨークの投資銀行で働き、資産価値を評価・分析するスキルを身につけた後、ウォール街を離れ、シリコンバレーに足を踏み入れます。
そこで出会ったのが、共に起業するマックス・レフチン(レヴチン)
ペイパルの前身「コンフィニティ」を設立する。
マックス・ラファエル・レヴチン:ウクライナ共和国生まれの計算機科学者、起業家。PayPalの共同設立者
ピーター・ティールはスタートアップが成功するために、メンバー同士の信頼が不可欠であると語る。
■よい起業家になるためのアドヴァイス
創業者に対して「これまでチームで一緒にどんなことをやってきたのか?」と聞いたとき、「実はわたしたちは1週間前に知りあったばかりなんです」と答えが返ってくるようなものはダメ。「幼なじみで何年も付き合いがある」というチームの方が上手くいくものです。良い友情、良い人間関係をビジネスを通して築いていく。何十年も続くような関係こそが、結果的に良いものをかたちとして残すことに繋がるのです。
⇒ ビジネスの成功には、理解し合えるメンバーが鍵。
事業は個人の力だけでなく、メンバーとの深い信頼関係により成長する。
彼は「会社の運命は最初のメンバーによって決まる」と考えており、ただスキルがある人材を選ぶのではなく、長期的に信頼できる仲間を選ぶことを推奨している。
⇒ メンバーは"友人になれる人物を選ぶ"🤔
ペイパル創業から「ペイパル・マフィア」へ
ティールは、ユーザーが順調に増加してこそ、本物のネットワーク効果が生まれるということをよく理解していた。
(中略)
彼は競争や直接対決を何よりも嫌う。
これまでの経験から、そうした対立はチームを疲弊させるばかりではなく、企業評価にも響くと知っているからだ。
トーマス・ラッポルト著「ピーター・ティール 世界を手にした『反逆の起業家』の野望」
ライバルから共闘への変化
会社(コンフィニティ)は画期的なサービスであり、ユーザー数も100万人を突破。
しかし、同社には強力なライバルがいた。
それがイーロン・マスクの「Xドットコム」
補足:X.com(エックスドットコム)は、1999年11月にイーロン・マスクによって創設されたオンライン銀行である。のちにPayPalと合併。
イーロン・マスクが買収したTwitterをXに変更したキッカケともいえる。
両社はユーザー数を伸ばすために激しい競争を展開する。
しかし、「勝者は1人しかない」ことをよく知るティールとマスクは合併に合意。
⇒ 誕生したのがPayPal(ペイパル)
合併による新たな道。
競争を乗り越え友情を築くことが成功の礎となった。
最終的にペイパルをイーベイに15億ドルで売却、ティールやマスクは大金を手に新たな道を歩むことになる。😎
補足:イーベイ(eBay)は、アメリカを拠点とする世界最大級のオンラインショッピングサイト。せどりでお世話になっている人もいるだろう。
ティールとイーロン・マスクの競争が合併により協力へ変わった事例が、その重要性を象徴している。🤔
補足:「ペイパル・マフィア」
イーロン・マスク(テスラCEO、スペースX創業者)やリード・ホフマン(リンクトイン創業者)、チャド・ハリー、スティーブ・チェン、ジョード・カリーム(いずれもユーチューブ創業者)、マックス・レフチン(スライド創業者)といった起業家たちはいずれもペイパルの出身であり、お互いの企業に投資するなど固い絆で結ばれていることから「ペイパル・マフィア」と呼ばれ、ピーター・ティールはその首領として知られている。
ティールはレフチンと採用に関してこんな会話を交わしていたという。
「会社に何があっても壊れない友情で結ばれた、メンバー全員がよい友人である会社をつくりたいってね。僕らが雇ったのは、もともとの友人たちだけではありません。よい友人になると信じられる人を雇っていったんです」
トーマス・ラッポルト著「ピーター・ティール 世界を手にした『反逆の起業家』の野望」
「不変の友情や長期的な関係を築くことに時間を投資することによって、人生最高の利益を得られる」
きみは自分の人生の起業家である。
きみの人生と会社に、自分と結びつきのある人を的確に配置しよう。
互いに補い合える相手と組もう。
トーマス・ラッポルト著「ピーター・ティール 世界を手にした『反逆の起業家』の野望」
まとめ
⇒ 友情を重視し絆を築くこと、それこそが成功をもたらす道。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆