• 投稿日:2024/11/13
  • 更新日:2025/09/29
サラリーマンの時間単価計算(厳しめver.)

サラリーマンの時間単価計算(厳しめver.)

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ジンガー

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この記事は約7分で読めます
要約
自分の時間単価を上手く計算出来ないという悩みはありませんでしょうか。 私も、なかなか納得できる計算ができず悩んでおりました。 つい甘々な計算になってしまったり、極端に厳しい計算になってしまったり。 ですが、ようやく腹落ちできる計算方法を作れたので、共有したいと思います。

計算の前提

まずは前提を揃えましょう。
今回はリーマンくんの年齢や年収を勝手に決めて計算したいと思います。

名前:リーマンくん
職業:サラリーマン
年収:480万円
月収:40万円
手取りの年収:360万円
手取りの月収:30万円
勤務時間:週5日、毎日8時間
月平均20日勤務
副業収入:頑張ってるけど無し

ゲームキャラを作成しているみたいで楽しいですね!

具体例1

では、時間単価を早速計算してみましょう!

月収が40万円で、月平均20日働くので、1日2万円。
2万円を8時間で割ると、時間単価は2,500円。

簡単でした!割と高い時間単価に見えます!

具体例2

月収が40万円かもしれないけど、手取りの30万円を使うべきでは。
という声が聞こえました。計算しなおします。

月収が30万円で、月平均20日働くので、1日15,000円。
15,000円を8時間で割ると、時間単価は1875円!

これも簡単な計算でした!

学長の具体例

ちょっと待って、学長の動画で計算の仕方があったのでは?
という声が聞こえてきました。探してみます。 ・・・ありました!
下記動画から抜粋します。

https://www.youtube.com/watch?v=kYmBLTiCUmo

時間単価=(毎月支払われる平均給与)➗ (月平均労働時間)

と説明されていました

毎月支払われる平均給与は手当や残業代込み、ボーナスも月割りにして加算してよいそうです。
月平均労働時間には、残業時間や通勤時間を含めるそうです。
身だしなみなど仕事に取り掛かる準備時間も入れて欲しいとありました。

通勤や準備に+1時間必要とすると、1日の労働時間は9時間。
1日手取り15,000円を9時間で割って、時間単価は1,666円。

働いている時間以外の拘束時間も時間単価に影響するというのは、無視するよりも良さそうな気がします。

本当にこれでいいの?

リーマンくん「移動時間が1時間短くなるなら、1,666円追加して特急列車に乗ってもいいよね。だってボクの時給は1,666円だから!」

・・・本当でしょうか?
いや、ちょっと安直でマズい気がします。

なぜなら、今回の設定では、その浮いた1時間を使ってリーマンくんは追加の1,666円を稼げないからです。

もちろん、その浮いた時間で勉強したり、副業に取り組み始めたりと、将来の飯の種を育てるならOKだと思います。

でも、浮いた1時間をダラけるのであれば、それは浪費にしかなりません。

具体例3

となると浮いた1時間で稼げるお金が時間単価になるのでしょうか。

リーマンくんが浮いた1時間で稼げるお金 = 0円

つまり、リーマンくんの時間単価は0円。
何てこったー😱

時間単価の計算は難しい

時間単価の計算は、方法によって、全然違う金額になってしまうことが分かりました。

そして、具体例1〜3、あるいは学長の計算式、いずれも、私の中で腹落ちできませんでした。

何だか、違和感がある・・・。

違和感の可視化

違和感を強調するために、ちょっと極端な具体例を挙げます。

毎日10円玉を1枚拾う無職のCさんがいるとしましょう。
この人の時間単価はいくらでしょうか。

10円玉を拾うのに要する時間を1秒とすると、Cさんは1秒で10円稼いでいることになります。
1時間は3,600秒なので、時間単価は36,000円になります。

では、Cさんは8時間で15,000円稼ぐAさん(15,000円 / 8時間 = 1,875円/時間)の19.2倍の稼ぐ力があるでしょうか。

いや、そんなはずはありません。
これが、私の感じた違和感です。

違和感の正体

違和感を持ったのは、1日の収入を1日の働いている時間で割って計算しているからではないかと考えました。

一見、8時間で15,000円稼ぐ人より、4時間で15,000円稼ぐ人の方が高い時間単価であるようにみえます。

でも一方、8時間で15,000円稼ぐけど、16時間働いても苦にならないAさんと、4時間で15,000円稼ぐけど、疲れ果てて1日の残り20時間は休まないといけないBさんがいたら、Aさんの方が稼ぐ力が高そうです。

1時間でいくら稼げるかというのは短く区切りすぎていて却ってわかりにくくそうな気がしました。
1日でいくら稼げるかという視点から計算することで、より体感に近い結果が得られるのではと考えました。

時間単価の計算方法の提案

そこで、日給を24時間で割って計算した値を時間単価とすることを提案します。
税引き後を使うのが直感的だと思うので、1日15,000円を使います。

15,000円 / 24時間 = 625円/時間

リーマンくんの時間単価が625円であると計算できました。やったー!

時間単価625円は妥当なのか

最低賃金より安くなってしもうとるやないか!と怒らないでください。
定義の仕方が変わっており、働いた時間ではなく1日24時間で割っているので、 低い値が出るのは当然です。

では、手取り年収360万円のリーマンくんの時間単価が625円というのは感覚的に的外れな値なのでしょうか。
いえ、私の感覚では、時間単価2000円などと言われるより納得感があります。
具体例で考えてみます。

例えば、電車に乗ったら10分で着くけれど200円、徒歩で行ったら30分かかるけれど無料という場合、皆さんならどうするでしょうか。
私なら、急いでいたら電車に乗るし、暇なら歩いてもいいかなという感触です。

では、電車に乗ったら10分で目的地に着くけれど200円、徒歩で行ったら20分で目的地に着き料金は無料という場合、皆さんならどうするでしょうか。
私なら、10分差で200円ならほぼ間違いなく歩きます。

前者の場合、電車で移動すると20分短縮して200円支払うため、1時間あたり600円の相場で時間を買っていることになります。
後者の場合、電車で移動すると10分短縮して200円支払うため、1時間あたり1,200円の相場で時間を買っていることになります。

私の中で、前者はまぁ払ってもいいかなという感触、後者はちょっと払いたくないなという感触です。
時間単価625円のリーマンくんの場合、前者なら電車で移動しても元がとれるけれど、後者なら歩いた方が良さそうという判断になりますね。

タクシーに乗った方が得という考え方

タクシーに乗って30分3000円など支払ってもペイするという人がいます。私はその考え方を理解するものの、今のところ正直納得はできていません。
この理由は、副業など自分の事業で稼げていないので、浮いた時間をお金に変えられないからと考えています。
浮いた時間で副業などして、時間を自力でお金に変えられるようになれば、きっと考え方が変わってくるのだと思います。

注意点

今回紹介した計算方法にすると、長時間会社に居座って残業代を稼いでも時間単価がアップするようになります。
異論はあると思いますが、私はそれでいいのではと思っています。
長時間仕事できることも、その人の価値だと思うからです。
(何もせず職場にいるだけで残業代を貰うのは良くないなど、倫理上の問題はここでは深く議論しません。恥ずかしいことはしないようにしょう。)

今回紹介した計算方法では、睡眠時間を削って副業をバリバリすることで時間単価がアップするかもしれません。
ですが、能率が落ちたり長続きしなかったりするので、睡眠は確保してほしいです。
その辺を考慮すると、1日を24時間で計算するのではなく、睡眠時間の8時間を除いた16時間を使って計算するのも悪くないと思います。
時間単価の考え方は概念であり、自分が納得できればOKであるとご理解ください。

まとめ

年収480万円、手取り年収360万円、副業収入無しであるリーマンくんの時間単価は625円という計算を紹介しました。
反論など色々あるかもしれませんが、時間単価の計算方法の一つとして、参考になれば幸いです。

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