- 投稿日:2024/11/13
- 更新日:2025/09/29

読書感想文を書くことが苦手で、いつも夏休みの最後に「いやだー!!」とさけび声をあげているそこのみなさん!書き方がわかると、そんなに難しくありませんよ!読書感想文を書くコツを知りましょう!
(1)「あらすじ」を書くんじゃない!まずは「印象的な部分」を取ってこよう!
読書感想文が苦手な人は「何を書けば良いかわからない」と困っています。「感想」って何を書けば良いのでしょうか?
長い本を読んで、「〇〇と書いてありました。おもしろかったです。」「〇〇と書いてありました。悲しかったです。」だけしか思いつかないことはありませんか?
僕が小学生のころ、そうでした🤣
でも、これからお話することを学んだら、スラスラ書けるようになりました。
さて、小5の国語で習う「大造じいさんとガン」という100ページある本を渡されたとします。
読書感想文を書かないといけません。イヤですね。。。😭
さあ、読書感想文を書くときにみなさんが最初にすることは、「印象に残った部分を取ってくること」です。何が書いてあったか(あらすじ)を伝えるのではないです。
(取ってきた一節の例)
「大造じいさんは、毎年自分の田んぼを荒らすガンのリーダー、残雪と名づけたガンをずっと見守り続けてきました。じいさんは、ただ敵としてそのガンを見ているのではなく、どこか愛情を持って彼の動きを見ていたのです。」
(2)「そう!自分の経験や考えていることに結びつけて伝えればいいんだ!」
では、なぜこの部分を取ってきたのか考えましょう。
例えば、次のような印象を持ったとします。
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毎年田んぼを荒らすガンのリーダー「残雪」は、どう見ても「大造じいさん」にとって「敵」ですが、どこか愛情を持って彼の動きを見ていたという「大造じいさん」の気持ちが印象に残った。
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ここからが大きなポイントです。
みなさんも「大造じいさん」と同じように思ったことはないですか?
「敵」なのに、どこか「愛情」を持って見てしまうことはないですか?
例えば、「いつもはいじわるばかりしている男の子が、好きな女の子の前で恥ずかしそうにしている場面を見て愛着を持った」とか、「いつも自分がゲームをしていると、自分もしたいと言ってゲームを横取りする弟をどこかやさしい気持ちで見ている」など、自分の経験や考えていることに結びつけると立派な感想になります。
(3)例を書いてみます!(400字:原稿用紙1枚分)
私は「大造じいさん」という本の中で次の一節に出会いました。
「大造じいさんは、毎年自分の田んぼを荒らすガンのリーダー、残雪と名づけたガンをずっと見守り続けてきました。じいさんは、ただ敵としてそのガンを見ているのではなく、どこか愛情を持って彼の動きを見ていたのです。」
この部分から、いつも私がゲームをしていると、自分もしたいと言ってゲームを横取りする弟をどこかやさしい気持ちで見ていることを思い出しました。弟はいつも私がしていることをまねようとします。この時、弟は私にとって「敵」です。しかし、弟は私に相手をしてもらいたくて、気を引こうとしていることを私は知っています。私のことが好きなのです。私のことを好きでいてくれると思うと、「敵」である弟も愛情を持って見ることができます。
「大造じいさん」が「残雪」を愛情を持って見る姿から、弟とケンカをすることもありますが、これからも弟に愛情を持って接したいです。
★まとめ
今回は、読書感想文の書き方 〜小学生向けだけど、中高生も読んで!〜 という題名で、3つにことを書きました。
(1)「あらすじ」を書くんじゃない!まずは「印象的な部分」を取ってこよう!」
(2)「そう!自分の経験や考えていることに結びつけて伝えればいいんだ!」
(3)例を書いてみます!(400字:原稿用紙1枚分)
読書感想文は決して難しくありません!
本の一節から印象的な部分を取り出して、みなさんがいつも考えていることに結びつけて書いてみましょう!
読書感想文が書けるようになると、文章を書くことが楽しくなりますよ!
頑張ってください!