- 投稿日:2024/11/17
- 更新日:2024/12/29

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要約
多くの会社員が加入する社会保険ですが、年収は同じでも、その受取り方によって「健康保険」「厚生年金保険」で支払う保険料には大きな差が出てきます。
実際のシミュレーションをもとに支払う保険料を計算し、社会保険の損得に関する知識を紹介します。
1.はじめに
日本の社会保険制度は、高齢化の進展や人口減少により現役世代の負担が年々増加しており、将来的にはさらなる保険料率の上昇が見通されているため、社会保険に対する関心は高いものがあるのではないでしょうか。出典:小幡兼志公認会計士事務所ホームページ
本記事では、主に「健康保険」「厚生年金保険」「介護保険」「雇用保険「労災保険」の5種類に分類される広義の社会保険のうち、「健康保険」「厚生年金保険」の2つについて、給与と賞与の受取り方によって生じる保険料の差を図解とシミュレーションを交えながら、社会保険の損得に関する知識を紹介します。
結論として、年収960万円を
①(給与65万円×12カ月)+(賞与90万円×2回)
②(給与80万円×12回)+(賞与0万円)
の2つのパターンで受取る場合、会社と従業員が負担する社会保険料の合計額には32万円の差が出てきます。
なお、本記事は2024年3月分(4月納付分)からの保険料率に基づき掲載しています。

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