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- 投稿日:2024/11/23
- 更新日:2024/11/26
切り花の日持ちを損なう原因
①エチレンによる老化
エチレンは植物自身が受精や成熟過程で自然に生成するホルモンの一種ですが、花の老化を促進し、日持ちが悪くなる原因となります。
②水揚げの悪化
水揚げが悪化する直接の原因は、水の通り道である導管が詰まることです。 理由としては、細菌が増殖する、ハサミで茎を切ることで導管が閉塞し、水を吸い上げにくくなることなどがあります。
③糖質の不足
花は切ることで光合成ができなくなるため、体内に残った栄養分だけで生きなければならず、外部から糖質を補給する必要があります。 糖質は切り花のエネルギー源となるため、不足すると日持ちの短縮や、花数の多い切り花はつぼみが正常に開花せず終了することがあります。
切花を長く楽しむために
①エチレン阻害剤の活用
エチレンの感受性が高い切り花には、STS剤(チオ硫酸銀錯体)などのエチレン阻害剤の使用が有効です。カーネーションやデルフィニウムなどでは出荷前に老化抑制のために処理されていることが多いです。
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