- 投稿日:2024/12/13
- 更新日:2025/10/25
転勤て当たり前なん?
突然だけどみんなの会社は転勤がある?
俺の会社にはある。しかも全国転勤。
最近、価値観マップを作成していく中で、転勤について考えることがあった。だから今回は俺が今思うことを書いてみる。
注意点として、この記事を最後まで読んでも正解は書いてない。
答えは人それぞれ違うし、自分の中にしかないからね。
この記事をきっかけに「自分はどうしたいか」を考える時間になれば嬉しい。答えは必ず自分の中にあるから。
ステージの変化
転勤の可否は面接時によく聞かれると思う。当然俺も聞かれた。
OKと答えてなかったらもちろん入社できていないと思う。
まあ独身時代の転勤はメリットが多いと思う。知らない土地、知らない環境、自分にとってワクワクする要素も多い。
ただし、ステージが変わると価値観も変わる。
家庭を持って、子どもが生まれると話は全然違うよね。家庭持ちにとって転勤は負担が大きく、家族全体の人生設計に大きく影響してくる。
例えば、子どもが小さいうちは、妻に「ワンオペ育児」を強いることになる。俺も今まさにその状況で、出張のたびに妻の負担が増えてるのを感じている。
俺の周りのおっさん達は
「手当がいっぱい出るから大丈夫でしょ」
「子どもと居たいと思うのは今だけだよ」
みたいなことを言ってくる。
そりゃあ高校生とかになれば変わってくるが、俺は今の話をしている。
それにおっさん達は妻にその分負担を押し付けていた過去をすっかり忘れている。なんなら負担を押し付けていた自覚すらない。
金で埋まるのは経済的な損失だけ。
時間や思い出、子どもの成長を一緒に見られないことの損失は、金じゃ取り返せない。
自分の家なのにお客さん
子どもがある程度成長してから転勤を受けいれるればいいやん意見もあるけど、思春期や反抗期という多感な時期に父親という存在が日常の中にいないというのはどうなんだろうな。
子どもから見れば、
「父親=たまに帰ってくる人」
になってしまう。
父親が「いないのが当たり前」の存在になり、はたしてそんな家に居場所はあるのだろうか。
極端なことを言うと、子どもにとって、いるのといないのなら
どっちがいいか考えたら、いる方がいいやろ。
妻のキャリアは犠牲にしていいの?
転勤によって昇進できたり、経験を積めるっていうのは確かに事実。
でもそれは、「妻の犠牲の上に成り立っている」ということを理解しないといけない。
妻の本音を本当に聞けていますか?
転勤があるから正社員になりたいと思ってもならないんじゃないんですか?
妻の会社の制度にフリーライドしている自覚はありますか?
夫婦のどちらか一方だけが我慢して成立する働き方に、
果たして未来はあるんだろうか。
会社員は会社の指示に従わなければいけない
散々、言ってきたがこの問題は会社が悪いわけではない。
会社としては従って貰わなければ困る。
権利だけ声高に主張する社員なんて正直いらない。
俺が管理職でも、家族を理由に転勤を断ってくる社員がいたら
「気持ちは分かるけど、上からの命令で仕方ないんだ。本当に申し訳ないが我慢してくれ」とでも言うかな。
そう、悪いのは何も考えずに過ごしてきた君たちだ。
何のために働いてるん?
結局、転勤の是非っていうのは「何のために働いているのか」で決まる。
お金?出世?やりがい?家族との時間?
どれを優先するかによって答えは変わる。
でも、少なくとも「会社のため」に人生を使う時代は俺の中では
終わったと思う。
働く目的を会社が決めるんじゃなくて、自分で決める。
最終的に何が言いたいかと言うと、「自分が何を重要視するのか」を明確にすることが大事ってこと。何のために働いているのか。お金を稼ぐ延長線上に何を求めているのか。
会社が求める働き方ができないのであれば、転職を含む選択肢も視野に入れるべき。副業を始めてもいい。フリーランスになるのもいい。
大切なのは、自分と家族の価値観を基に、納得のいく決断を下すこと。
あなたにとって大切なものとはなんですか。
バイバイ。