- 投稿日:2024/12/08
- 更新日:2025/11/01
リベの皆さんには釈迦に説法かもしれませんが、さまざまなところで「ファイナンシャルプランナー無料相談会」というフレーズを見つけます。
クレジットカード会社で働く私はこの裏側を知っていますのでご紹介します。
📊FP無料相談会の裏
「お客様の良い将来に向けて」「お金の診断」を・・などといった謳い文句で開催される「ファイナンシャルプランナー無料相談会」。無料でやっているのにどうやって利益を上げているのだろう・・。
本当の目的は何なのか?
「保険」に加入させることです。
確かに簡単に相談に乗ってくれたり、ライフプラン表の触りくらいは作ってくれるでしょう。
▶︎主催側はどう収益を上げているのか?
主催者側は「成功報酬」を得ています。
①FPとお客様を繋ぐことにより、お金を支払われています。
*ノルマのある会社なら紹介実績がポイントとして従業員の成績に加算されます。
②成約できた保険からフィーを受け取ります。
紹介する側は顧客を紹介するだけ、あと成約するかしないかは登録しているファイナンシャルプランナー次第です。成約となると商品の金額の一部を受け取ることができます。
個人の顧客が多い会社なら営業の手間をかけることなく、収益を上げることができるので手っ取り払い商品なんですね。
紹介側からしても受け取るフィーはかなり大きい収益となります。
▶︎ターゲットとなる人
・子育て中の方
・若い方
・男性
逆に保険加入する商品が少ない年代の人はあまりターゲットにはなりません。売りたい商品は会社によってまちまちです。
▶︎注意してみて欲しいこと
チラシの「注釈」をご覧ください。
・当社の商品をご案内する場合があります。
・金融商品に関するアンケートを記載いただきます。
・保険の見直しに関して簡単なご説明をいたします。
上記の記載があれば間違いなく勧誘を目的とした企画です。
▶︎どこで相談するの?
・カフェ
・自宅
・オンライン
オンラインならまだしも、特にカフェや自宅は一対一になりますので断るのも難易度が高くなります。
世間話などすると情も湧いてしまいますしね。
わざわざカフェや自宅に出向いてくれるわけではありません。断りにくくするためにきてるのです。
それより、カフェの代金はご負担いただきます・・。と、前提を鑑みると突っ込みたくなります。
▶︎勧誘が行われる場所
・家計セミナー
・クレジットカード会社の電話勧誘
・証券会社の投資セミナー
・住宅展示場
最近は新しい開催場所が増えています。
▶︎子育て中の方!気をつけて!危ない!
上記で住宅展示場!?なんでと思いませんでしたか??
最近危ない企画をよく目にします。
住宅展示場などでお子さんの写真をカメラマンが無料で撮影します!!というイベントがあります。
条件として、「ファイナンシャルプランナーによる家計相談を受けていただいた方に限ります。」などとの記載が・・。
結局、住宅展示場もカメラマンもファイナンシャルプランナーもグル・・。
▶︎ファイナンシャルプランナーの売り方
当然、かわいい保険を一つ売るだけではありません。
保険をフルコースで加入させられます。
1ヶ月10万円分の保険に加入させてあるケースも散見されます。
主催者側は手数料でラッキーなわけです。
📊Perplexityに保険勧誘の断り方を聞いてみました
万が一の時は以下をご参考ください。
保険の勧誘を断る際には、以下のような効果的な方法があります:基本的な断り方のポイント1. 明確に意思を伝える* 「現在、新たな保険加入の予定はございません」* 「今回のご提案は見送りとさせていただきます」2. 丁寧かつ毅然とした態度で対応する* 相手の仕事に敬意を示しつつ、断る意思をはっきり伝える3. 再勧誘を防ぐ* 「今後必要性を感じた際には、こちらから相談させていただきます」* 「今後も勧誘の電話はご遠慮いただきますようお願いいたします」具体的な断り方の例電話での断り方「お電話ありがとうございます。申し訳ありませんが、現在新たな保険に加入する予定はございません。今後も勧誘の電話はご遠慮いただきますようお願いいたします。」効果的な断り方のテクニック1. 家族や親せきが保険業界にいると伝える
「実は義理の姉が生保レディをしていて最近加入したばかりなんです。家族ぐるみでお世話になっていて、保険についても任せてるんですよね。」2. 他の会社を検討中と伝える
「ご提案ありがとうございます。現在、別の保険会社の商品を検討中です。」3. FPに相談済みと伝える
「最近、ファイナンシャルプランナーに相談したばかりで、今のところ新たな保険は必要ないと判断しています。」保険勧誘を断る際は、明確かつ丁寧に自分の意思を伝えることが重要です。曖昧な表現を避け、再勧誘の可能性を減らすような言葉を選びましょう。また、相手の仕事を尊重しつつも、自分の立場をしっかりと守ることを忘れないでください。
Perplexity
📊まとめ
お金の診断をしてくれますが、その分、保険に大量に加入させられてしまうと何の意味もありません。言葉巧みに色々言ってくれますがもちろんそれはファイナンシャルプランナー自身の収益のため。100%のFPがそうだとは言いません。ただ、相手の会社にフィーを払っている分、両者の契約も当然あります。FP自体もノルマがあるんですね。
その背景を理解しておけば、簡単にこれらに捕まることはないでしょう。
リベで実践している「必要な保険だけ加入すること」を実践していきましょう。
今後の一助になれば嬉しいです。