• 投稿日:2024/12/13
  • 更新日:2025/11/21
ものを手放せない方におすすめ!「増やさない」暮らしの3ステップ

ものを手放せない方におすすめ!「増やさない」暮らしの3ステップ

ナカタ@関西ミニマリストチャット管理人

ナカタ@関西ミニマリストチャット管理人

この記事は約8分で読めます
要約
この記事では、「ものを増やさない暮らし」について解説しています。 「気がつけば家の中がものでいっぱい...」なんてことはありませんか? 「買わない・もらわない・持ち帰らない」の3つを意識して、 家の中を整える土台作りをしていきましょう!

ノウハウ図書館の冒頭.jpg「ものを手放す」と聞くと、「もったいない」と感じる方が少なくないはず。
ものがない時代を経験した方々は、特にその傾向が強いです。
ものに恵まれた現代、わたし達は日頃からものを購入したり、受け取ったりして暮らしています。
そのため、家の中のものは「増えがち」です。
ですが、手放すには「決断」と「行動」を要します。

「もったいない精神」も大切ですが、家の中が溢れ返るリスクも...
使われていないものにも、管理のための手間やスペースが必要です。
そう考えると、持ち続けること自体が「もったいない」のかもしれません。

この記事では、「ものを増やさない」ための具体的な方法をご紹介します。
ものを手放せない理由や、手放すことで得られる効果についても解説しています。
無理に減らすのではなく、まず「増やさない」ことから始めてみませんか?

ものを手放せない理由

スクリーンショット 2024-12-13 15.29.59.pngもったいない

スクリーンショット 2024-12-13 15.31.17.png使えるものを手放すことに抵抗を感じるのは、ごく自然なこと。
「もったいない精神」は、仏教に由来しています。
日本に根付く「ものを使い切る」文化は、尊いものです。

それを踏まえた上で、「もったいない」をいくつかの視点で見てみましょう。
「使えるものを手放す」とき、「もったいない」と言えるのは第三者です。
では、当事者である「もの」と「持ち主」の視点はどうでしょう?
「もの」は、使われなければ価値を見出されずに、劣化していきます。
「持ち主」は、使わないものに場所を取られ、管理負担を強いられます。
使わないものを溜め込む行為は、「もの」「持ち主」にとって「もったいない」ことなのです。
本当に必要なものだけを持つ方が、ものを大切にすることができ、暮らしはグッと楽になります。

まだ使える

スクリーンショット 2024-12-13 15.32.32.png使い勝手が悪くても、見た目が不恰好でも、工夫すれば使えるものは、捨て難いものです。
頻繁に使っているものは、そのまま使いましょう。
「ものを使い切る」というのは、素晴らしいことです。

重要なのは、「まだ使えるもの」を実際に使っているかどうかです。
通常は、使い勝手の良いものを優先して使うのが自然でしょう。
たまに思い出して使うようなものは、メンテナンスが行き届かず、劣化しやすい傾向にあります。
使い勝手が良いものを使う方が、暮らしの質は高まります。

何かに使える

スクリーンショット 2024-12-13 15.33.32.png「何かに使える」「いつか使う」は、よく聞く言葉です。
確かに、今は「使わないもの」でも、工夫次第で思いがけない活躍を見せるかもしれません。

しかし、大抵の場合「何か」や「いつか」はやってきません。
本当に使う気があるのなら、その時点で使おうとするはずです。
そうしないのは、頭の片隅で「その程度のものだ」と理解しているから。
「何か」「いつか」と思ったものは、「使わないもの」。
「使わないもの」を持ち続けることは、「もったいない」に繋がります。

高かった

スクリーンショット 2024-12-13 15.34.17.png奮発して購入した、高価な代物。
それは、今も活躍していますか?
もし使っていないのなら、早めに手放したほうが良いかもしれません。
払った金額に後ろ髪を引かれている間に、流行遅れや経年劣化で価値は下がってしまいます。
「高かったもの」でも使っていないのなら、理由があるはず。
それは、持ち続けることで解決するものではないでしょう。
リセールが良い時期に売ってしまう方が、ものの価値を最大化できます。

ただ、売るにしても、思うように値段がつかないことも多々あります。
そうなると、「もったいないから自分で使おう」となってしまいがち…
リセールが悪い高価なものを買うと、満足に使うことも、手放すこともできなくなる…
本当に「もったいない」ことです。

頂きもの

スクリーンショット 2024-12-13 15.35.14.png人から頂いたものは、「もの」と「贈り主の気持ち」が結びつき、手放しにくいものです。

贈り物の本質は「気持ち」にあります。
贈られた「もの」は、気持ちを形にしたもの。
つまり、「おまけ」です。
暮らしに役立つものであれば、贈り主に感謝し、積極的に使いましょう。
使うことで贈り主を想う機会が増えますし、相手も喜んでくれるはず。
使わない場合は、譲るか処分する方が、贈り物としての役割を果たせます。

頂いたものを「そのまま保管する」というのは、どうでしょう?
使わずにしまい込むと、「死蔵品」となりがちです。
管理負担がのしかかり、あることを忘れ、誰からもらったのかも忘れてしまいます。
これでは、「贈り物」の価値が損なわれます。
本当に酷い話です。

思い入れがある

スクリーンショット 2024-12-13 15.35.57.png手放しにくいものNo.1が「思い入れのあるもの」でしょう。
「もの」と「感情」が結びついているため、「もの」を持つことで安心や幸せを感じます。
そのため、手放すことが喪失感に繋がると恐れるのです。

大切な思い出は、「もの」に頼らずとも、記憶に残っているものです。
生まれた頃から現在まで、思い出の品をすべて持ち続けると管理が大変。
実際に、アルバムなどを見返すことは何回あるでしょうか?
管理負担を考えると、デジタル化できるものはデータ化し、「もの」は手放すのも1つの手段です。

ここで注意点をお話しします。
「思い入れのあるもの」は、価値観が明確になってから整理してください。
替えの効かないものが多いため、喪失感や後悔を生む原因になります。
価値観がしっかり定まると、「残すもの」と「手放すもの」の判断できるようになります。

捨てたら後悔しそう

スクリーンショット 2024-12-13 15.37.14.png「もの」を捨てた後に後悔することは、度々あります。
「もの」の価値に気付かず、「やっぱり必要だった…」と惜しむ。
「もの」と「感情」の結びつきで拗れて、「折角もらったのに…」と悔やむ。
他人のものに手をかけて怒られ、「やってしまった…」と反省する。
これらは、慎重に判断すれば回避できることかもしれません。
しかし、実際は体験して初めて気付くことが多いのです。

「失敗した」と後悔することも、自分の価値観を知るためには必要な経験。
そう考えると、「失敗」は存在しないと言えます。
スクリーンショット 2024-12-13 15.58.26.pngこれを繰り返すことで、自分の価値観が明確になり、本当に必要なものが見えてきます。
手放す訓練をするのなら、「服・小物」や「本」から始めることをおすすめします。
どちらも「感情」との結びつきが少なく、買い直すことができます。

ものを増やさない方法

スクリーンショット 2024-12-13 15.38.54.png買わない

「ストレス発散でショッピングする」
「バーゲン・セールに釣られて出かける」
「取り敢えず予備を買っておこう」
「流行ってるから買っとこう」
これらは浪費に繋がりやすい買い物の例です。

わたしを含め、多くの方は労働の対価としてお金を受け取っています。
わたし達が手にしている「お金」は、大切な「時間」を売って得たもの。
こう考えると、お金の本当の価値を理解できるはずです。
さらに、次のような対策をとることで「買わない暮らし」を実現できます。

・現金やカード類を持ち歩かない
・目的なくお店に立ち寄らない
・テレビ・雑誌・SNSなどの広告と距離を置く

無計画な買い物や衝動買いを避けるなら、お店に立ち寄らないのが1番。
お店は、マーケティングのプロが作り出した空間です。
行けば、ほぼ確実に罠にハマります。

スクリーンショット 2024-12-13 15.40.10.pngもらわない

チラシ・クーポン・試供品・おまけなどは、消費・浪費へ誘導するもの。
受け取らない方が賢明です。

子どもがいる場合、「お下がり」を頂くことが多いかもしれません。
今必要なものでなければ、断ることも大切です。
ものを頂くときは、現物よりも「気持ち」を受け取ること。
言える相手には「断捨離している」と伝えておくのが良いでしょう。
「受け取る」と決めたのなら、すぐに使いましょう。
その方が「もの」の価値が高まるし、贈り主にも喜んでもらえます。

スクリーンショット 2024-12-13 15.40.58.png持ち帰らない

ものを増やさないためには、外出前と同じ量か、それ以下の持ち物で帰宅しなければなりません。
これが意外と難しい。
暮らしに必要なものだけを購入して持ち帰ろうにも、レシートやクーポンが出てきます。
また、ポストには郵便物やチラシが入っていることでしょう。
レシートは写真に撮り破棄する、ポストに「チラシお断りシール」を貼るなどの対策が必要です。

自分は気をつけていても、家族が持ち帰ってくるケースも…
特に子どもがいる場合、学校から持ち帰るものは多くなるでしょう。
誰のものか記名し、内容を確認して、不要なものは即処分することを習慣化しましょう。
一定期間保管が必要なものもあるため、保管場所を決めて、定期的に見直さなければなりません。

頂いたものを持ち帰ると、大抵は同じ用途のものが既にあります。
食器・タオル・衣類・収納・おもちゃなどは、増えるばかりで手放さないケースが散見されます。
持ち帰るなら、1in1out(1つ取り入れるなら1つ手放す)を徹底しましょう。

スクリーンショット 2024-12-13 15.41.47.png増やさなければ、ものは減る?

スクリーンショット 2024-12-13 15.42.43.png先述した通り、わたし達は日頃からものを購入したり、受け取ったりして暮らしています。
そのため、家の中のものは「自然発生的」に増えるのです。
お話ししてきた通り、「手放す」には相応の「決断」と「行動」が必要になります。
「増やさない」暮らしを実現するための3ステップは、以下の通りです⬇︎

スクリーンショット 2024-12-13 15.43.44.pngこれらを実践することで、わたしはスッキリした暮らしを手に入れることができました。

「ものを手放す」行為は、避けて通れないプロセスです。
それを乗り越えることで、人生はより豊かで充実したものになります。
自分のペースで構いません。
まずは、「増やさない方法」を実践して、ものを選別することから始めてみてください。

まとめ

以上、「ものを手放すこと」に抵抗を感じる理由や「増やさない方法」について解説しました。

まずは、「買わない、もらわない、持ち帰らない」というシンプルなルールを実践することで、
家の中を整える土台作りをしていきましょう。
家に入れるものを選ぶことは、必要なものを見極める訓練になります。
本当に必要なものだけを持つことができれば、暮らしはもっと快適なものになるでしょう。



最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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ナカタ@関西ミニマリストチャット管理人

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この記事のレビュー(6
  • 会員ID:YmJQLIdN
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    2025/10/22

    有益な情報ありがとうございました!改めて実戦していきます!

    ナカタ@関西ミニマリストチャット管理人

    投稿者

    2025/10/22

    嬉しいコメント、ありがとうありがとうございます😊 お役に立てたなら光栄です❤️

    ナカタ@関西ミニマリストチャット管理人

    投稿者

  • 会員ID:yuZ8HZV0
    会員ID:yuZ8HZV0
    2024/12/15

    ナカタさん🍀 とても貴重な投稿ありがとうございました✨ 自分もミニマム生活を心がけていますが、思い入れのあるものは、一部捨てられませんでした🍀 そのものだけ、自分の中で、認識した上で保持することに決めました^ ^ とても参考になりました^ ^

    ナカタ@関西ミニマリストチャット管理人

    投稿者

    2024/12/15

    れんさん、 コメントありがとうございます💕 自分にとって本当に大切なものは、 手放す必要なんてありません😊 自分でしっかりと重要性を認識して保持できると、愛着も湧きますよね✨ そういうものに囲まれて暮らすことができたら、幸せですよね🎵

    ナカタ@関西ミニマリストチャット管理人

    投稿者

  • 会員ID:r4fv1U5M
    会員ID:r4fv1U5M
    2024/12/14

    今年は、手放す年にしました! 家族をもったら当たり前と思わされていた食器乾燥機の手放しから始まり、おうちの中のものの重量が3分の2以下になったのではと思います! おっしゃるとおり、洋服の手放しは案外簡単にできました。 おかげさまで、衣装ケースをほぼ手放して、タンスを手放し、備え付けのクローゼットに収まりました✨ 出来ない、って思い込みだということに気が付きました😊 ミニマリストは目指せないけれど、シンプリストにはなりたいと思っています! 面白かったです!他の記事も読ませていただきますね✨

    ナカタ@関西ミニマリストチャット管理人

    投稿者

    2024/12/14

    ちゃまるさん、 嬉しいコメントありがとうございます😆 「ものを減らすことでも自由に暮らせるよ」という提案をさせて頂いてます❣️ お役に立てれば幸いです🎵

    ナカタ@関西ミニマリストチャット管理人

    投稿者

  • 会員ID:2XYmMdqS
    会員ID:2XYmMdqS
    2024/12/14

    ナカタさん🌱 これをうちの母親に見せたいとおもいます🌱 有益な記事をありがとうございました‼︎

    ナカタ@関西ミニマリストチャット管理人

    投稿者

    2024/12/14

    ゆうさん、ありがとうございます❣️ わたしも、自分の母や祖母に「災害のとき危ないから」「病気で救急搬送される時に担架が入らないから」と説得を試みてるところです🤣 なかなか手強いですが…笑

    ナカタ@関西ミニマリストチャット管理人

    投稿者

  • 会員ID:XHrEy4Js
    会員ID:XHrEy4Js
    2024/12/13

    今回の記事もとても参考になりました! 先日、動物病院からもらったカレンダー、使わないとわかっているのに断れずもらってしまったので、「もらわないようにする」のって本当に大切なことだな、とあらためて思いました。 ナカタさんの記事に影響受けてシャオミのウォッチ購入して、数十年ぶりに腕時計を身につけています😊不眠気味なので、睡眠ログを活用したいと思っています。ただ横になっているだけで就寝中扱いになりますが、それもまた面白いですね。

    ナカタ@関西ミニマリストチャット管理人

    投稿者

    2024/12/13

    コメントありがとうございます❣️ 動物病院のカレンダーとか、 絶対可愛いやつですよね😆笑 シャオミ買われたんですね⌚️✨ タイマーやらアラームやら 色んな機能があって便利ですよね🎵 お正月に敢えて乱れた生活をして、 普段との違いを観察しても面白いかもです🤣

    ナカタ@関西ミニマリストチャット管理人

    投稿者

  • 会員ID:xFc7cF76
    会員ID:xFc7cF76
    2024/12/13

    いつも勉強になる投稿ありがとうございます。 ナカタさんの記事は隅から隅まで読んで頭に叩き込んでいます(笑) これからも定期的に見直して、快適な暮らしをしたいと思います。

    ナカタ@関西ミニマリストチャット管理人

    投稿者

    2024/12/13

    本当にいつもありがとうございます❣️ 想定8分でかかる記事を隅々まで読まれるとは...🤣 わたしも日々精進いたします✨🫡

    ナカタ@関西ミニマリストチャット管理人

    投稿者