- 投稿日:2024/12/18
- 更新日:2025/10/05

私は、専門が作文教育の大学教員です。
この記事では、私が本業やリベシティで、文章サポートをするときによくある間違いを3つと、その直し方について初心者🔰むけに紹介します。
1. よくある表記ミス
1では、よくある表記ミス2つをご紹介します。
1.1 「話します(はな)」と「話(はなし)」
「話します」と「話」は書き間違いがとても多い言葉です。
「話」の漢字は、動詞だと「はな」と読み、名詞だと「はなし」と読みます。送り仮名に注意してください✨
🔹面白い話(はなし) 名詞
🔹話(はなし)をしてください。 名詞
🔸話(はな)してください。 動詞
🔸話(はな)します。 動詞
1.2 こんにちわ?/こんばんわ?
正しくは「こんにちは」「こんばんは」とします。
この「は」は、トピックを示す助詞になります。
🐰 わたし「は」日本語とんとんです。
この「は」と同じものが「こんにちは」の「は」です☺️
⭕️ こんにちは ❌ こんにちわ
⭕️ こんばんは ❌ こんばんわ
2. ひらがなで書いたほうがいい言葉
2.1 形式名詞の一部
つぎのような形式名詞の一部は、ひらがなで書きます。
・ 書いて見ます→ 書いてみます
・ 文章が上手に書ける様になってきた→ 書けるようになってきた。
・ 私が休んでいる内に、リベ大は大きく変わった→ 休んでいるうちに
・ 家族の為に、副業をがんばりたい→ 家族のために
・ 行った事が無いばしょに、行ってみたい→ 行ったことがない
・ ちょうどケーキが焼けた所です。→ところです。
このあたり、手書きの時は要注意です✌️
2.2 副詞や接続詞
▶︎【副詞】
・ほとんど(△殆ど)終わった。
・まったく(△全く)手をつけていません。
・よく(△良く)行きます。
・できるだけ(△出来るだけ)早く終わらせます。
▶︎【接続詞】
・また(又)
・さらに(更に)
・ついに(遂に)
・したがって(従って)
・しかし(然し)
ただ、私は上を知った上で、例外として使う場面もあります。
それが、①文字数が限られている時です。
具体的には、ノウハウ図書館のコメントの返信などです。
(漢字にして「有難う」と短くしたこともあります)
他には、漢字を使用することで②硬い印象を出したり、③タイトルを意識的に目立つようにしたり、④前後をひらがなに挟まれたときに、読みやすくする、などの効果もあると思います✌️
3. 「やっぱり」→「やはり」にすればいい?
初心者さんの作文で、結論をいうときに
🔺「文章が上手になるには、やっぱりたくさん書いてみることが必要です」
というふうに「やっぱり」という言葉がよく使われます。
ライティングのテキストをみると
📕 やっぱりじゃなくて、『やはり』を使ってください
とかかれていること多いのですが、私は違う意見を持っています。
文章を書くときは
⭕️ 「やはり」を使わないほうがいいのではないか
と思うのです。
それは、どうしてでしょうか?
「やはり」という言葉の意味を考えてみてください。
🔺「文章が上手になるには、やっぱりたくさん書いてみることが必要です」
ここでの「やはり」は「予想や期待通りに、私が思っている通りに」という意味で、理由の説明を省略する言葉です。
【参考】矢張り(やはり) とは? 意味・読み方・使い方
1 以前と、また他と比べて違いがないさま。2 予測したとおりになるさま。案の定3 さまざまに考えてみても、結局は同じ結果になるさま。(後略)
そのため「やはり」はつかわず、具体的に理由を書いたほうが、わかりやすくなると私は考えています。
🌀【例】「文章が上手になるには、たくさん書いてみることが必要だと思います。なぜかというと、私はブログを30記事書いたあとで、最初の記事を読み返しました。そうしたら、当時の自分の文章は思ったより未熟で、それを見て、自分の成長を感じたからです。
このように具体例をあげて丁寧に説明すると、
わかりやすい文章になると思います💡
この記事が少しでも参考になりましたら、幸いです✨
もし、これ以外の質問や、書くことのお悩みなどがありましたら、遠慮なくコメントください✨
ゆっくりお返事させていただきます☺️