- 投稿日:2024/12/21

登場人物がなんでそのセリフを言うたんか、理由を掘り下げて考えたら、情景が浮かび上がるんや。
その情景が浮かべば、登場人物のセリフとして自然に口に出てくる。
そないな話を聞いて、わいは「あ~、そうか!ほんまそうやな!」と腑に落ちた感じやったわ。
落語を12年学んできたなかで、再々言われていたことなんやけど、今回ようやく「なるほど!」って唸るように実感したんや。
セリフを覚えるんやのうて、情景を掘り下げる
これまでのわいは、セリフを覚えることばっかり意識して、登場人物の気持ちを掘り下げるんがおざなりになっとったんやな。
せやから、セリフを覚えられへんし、ただ言葉を追うだけの稽古になってまう。
そんな稽古してたら、聴き手に伝わらん落語になってしまうんや。
情景をイメージすることを意識して稽古する。たとえば、『ラーメン屋』の一場面を稽古してたとき、最初は登場人物の感情がようわからんままでセリフを覚えようとしとったんや。
でも、登場人物の悔しさや希望を掘り下げて考えるうちに、そのセリフが自然と自分の中に落ちてきたんや。これが情景を掘り下げる大切さやと思うわ。
登場人物がどんな景色を見て、どんな気持ちでそのセリフを発してるんかを掘り下げることで、セリフが自然に出てくるようになるんやと思うわ。

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