- 投稿日:2024/12/22

念願の岡本太郎記念館に訪れて
岡本太郎記念館は、実際に岡本太郎が住み、制作活動を行っていた住居兼アトリエです。その空間自体が彼の芸術の延長線上にありました。館内は家の規模ながらも展示が計算され尽くした配置で、余白が心地よく、観覧しやすい設計となっています。また、作品を非常に近い距離で鑑賞することができるのも大きな魅力でした。
庭には彫刻をはじめとする立体作品が並び、外でも岡本太郎のエネルギーを感じられます。
迫力の実物大岡本太郎像
記念館内で特に目を引いたのが、実物大の岡本太郎像です。この日はレインボーカラーの服をまとい、まるで彼自身が現代に蘇ったかのような存在感でした。彼の絵はただ静かに佇むのではなく、“ぐわっ!”と突き出る動きや、“ぐにょん”と曲がる独特のフォルムが印象的。彼の作品全般に共通する原色や近い色彩が見る者を圧倒します。一見デタラメのように思える造形も、細部をよく観察すると緻密な計算が見て取れます。
じっと見つめていると、「俺はこうする。君は?」と問いかけられている気分になりました。無邪気に、もっと自由に、前に進むエネルギーが、作品全体から伝わってきます。

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