- 投稿日:2025/01/03
- 更新日:2025/10/15
以前に楽天SCHDを購入しましたらウッカリ分配金の受け取りコースを間違えてしまいました。
改めてその時の振り返りと、変更した経緯をお話したいと思います。
楽天SCHDの概要
楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)は、米国の高配当株式を主な投資対象とし、四半期ごとに決算を行うファンドです。このファンドの投資対象は、シュワブ・米国配当株式ETF(ティッカー SCHD)で、主な目的は配当収益の確保と中長期的な値上がり益の獲得です。
投資成果はダウ・ジョーンズ・USディビデンド100インデックスに連動するよう目指しており、原則として為替ヘッジは行いません。
メリットは四半期ごとの配当収入や米国市場への分散投資、安定した高配当が魅力、デメリットは為替リスクや配当金の減少リスク、SCHDは0.06%なのに楽天SCHDは0.192%の手数料、株価の下落リスクが挙げられます。
このファンドは、安定した配当収入を重視する人や米国市場に分散投資したい人に向いている一方で、リスクを理解し、長期的な視点で投資することが重要です。
楽天SCHD購入時の失敗
さて配当金を受け取りたくて購入した楽天SCHD。
楽天SCHDを購入した時、分配金の受け取りコースを間違えてしまいました。この何気ないミスが、私の投資方針を再考するきっかけとなったのです。
受取型ではなく再投資型を選んでいたと気付いた時に「いやぁ、しまったしまった」と気軽に変更しようとしたら、なんとNISA口座ではコース変更ができない事が判明しました。一般口座や特定口座では変更可能なので同じ様にできると思い込んでいたことも確認不足が原因でした。
ある時の楽天証券のセミナーを視聴している時に知りましたが、楽天証券のNISA口座では、ファンド内部の管理コードが異なるため、『再投資型』と『受取型』は別々のファンドとして扱われます。そのため、コース変更はできず、一度売却してから再購入する必要があるのです。
検討して見る事に
楽天SCHDを売却するか、持ち続けるか。
結論を出すために、メリットとデメリットを整理しました。
《 メリット 》
・購入時の基準価額が低く、より多くの口数を持てている。
《 デメリット 》
・NISA口座で分配金を受け取るたびにNISA枠を消費してしまう。
・分配金が現金として手元に来ず、自由に使えない。
改めて文字に起こす必要もないほど分かり切っていたことですが、配当金が欲しい私にとっては明らかにデメリットのが大きい事実に向き合わなければいけませんでした。
これは目を背けずにさっさと買い直すのがベストだな…と、さほど考える必要のない結論を約2か月も掛けて決心しました。
改めて購入するにあたって
これほど悶々と悩んでいた売却の注文はあっけなく済み、今度は間違えずに受取型を選択しました。
そして今回はNISA口座でなく特定口座で購入しました。
再び受け取りコースの選択ミスを恐れたわけではありません。今回の購入を機に、改めて運用方針やNISA口座の使い方を考え直した結果、特定口座を選ぶ判断に至りました。
2024年春からリベシティに入りお金の勉強をしてきて、確実に資産を増やすことができました。学長やリベシティの皆さんの知識や考え方を知り、積極的に新しいことにチャレンジできるようになりました。
そうしていく内に到底無理だろうなぁと思っていた「1800万円の枠を使い切ること」ができそう…いや、使い切ってやる!と思うようになりました。
リベシティに入るまでは「インデックス投資だけやと使い切れる訳ないから、余った分の枠で高配当株買ってみよう」と思っていたのです。
購入し直して思った事
結論が出ている事に2か月も悩んでいたなんて…と振り返ると不思議です。しかし、その間に家計管理や資産運用など色々と見直し、無理だと思っていた『1800万円の枠を使い切る』という目標にも取り組むようになりました。
結果的に運用口座を変えてみようと結論が出ました。
もちろん、失敗しない方がスムーズだったかもしれません。しかし、この失敗を通じて多くのことを考え直す機会となり、結果的には気持ちがスッキリしました。
昔入った養老保険の解約、固定費の見直しなど進めてきたからこそでもあります。これからも色々な事を検討したりチャレンジしてみて、やっぱりやり直して…とあるでしょう。
『今日が一番若い日』
どんなに失敗しても、その瞬間がやり直しのチャンス。だからこそ、これからも挑戦を楽しみながら、失敗を恐れず前に進んでいきたいと思います。
◎追記(2025.7.2)
2025年6月22日以降、楽天証券ではNISA口座でも分配金コースの変更が可能になりました。この記事は、NISA口座で分配金コースが変更できなかった頃(変更前)に書いた体験談です。
分配金コースの変更について詳しくはこちら
↓↓↓
NISA口座で分配金コース変更サービスの提供を開始します(6月22日~) | 楽天証券