- 投稿日:2025/01/12
- 更新日:2025/09/29

クレジットカード会社のコールセンターに勤務していた経験から、口座からの引き落とし関連の流れをお伝えします。
実際に困ったことがあれば、各自必ずカード会社の指示をあおぐ必要がありますが、おおよその流れを知っておけばうっかりを避けられる。
あるいはうっかりしたときもパニックにならずにすみますよね。
引き落としがNGだったなかで、
「わたしの口座から引き落としができていなかったなんてあり得ない!」という人が多いのが、ボーナスの1回払いの支払い月。
多くのカードで、ボーナス払いの冬の引き落とし月は1月です。
「今まで口座からの引き落としがNGだなんてこと一度もないから!」という人も注意は必要です!
不測の事態…うっかり、ということは誰にでも起こり得ます。
1月には、いつもは大丈夫な人も引き落としNGを経験することがある
年が新しくなると、前の年のお買い物を忘れやすいのかもしれません。
先月のお買い物を忘れることはありませんが、去年の夏、8月の末のボーナス1回払いのお買い物…、忘れることは意外とあるようです。
・毎月、口座残高に余裕があって、特別な注意や準備をする必要がない人や
・毎月ちゃんとクレジットカードの引き落としができている人…、
……つまり、きちんとしている人。
いつも大丈夫だからと、明細の確認をしていないかもしれません。
いつもは大丈夫でも、ボーナス払いの引き落とし月はスルーせず、早めに明細を確認しましょう。
1月、口座引き落としのNGを誘う要因? 楽しい年末年始
クリスマスや年末年始には、いつもより大きな出費があります。
初売りも楽しんだ後、いつもより口座の残高が少なくなりがち、そのせいかもしれません。
そして新年、前年のことは忘れがちですから、
1月の引き落としは、いつもより注意が必要なんです。
対処法は、早めに引き落とし額と明細を確認するだけ
当たり前ですが、対策はただひとつ!
次回引き落とし額と明細の確認!です。
例)楽天カードの場合、
27日の引き落とし予定額が、12日頃にわかります。
クレジットカードの支払額のお知らせから引き落とし日まで
どのクレジットカードでも、引き落とし日の約2週間前までに次回の引き落とし額が確認できます。
引き落とし日より約2週間前
次回引き落とし額のお知らせ
引き落とし日より約1週間前
リボルビング払いへの変更など、支払額の変更期限※。
(※カード会社ごとに違うので、ご自身で確認してください。)
引き落とし日の前日までに
引き落とし額を口座に用意する。
(できれば)引き落とし日の前日の夜
口座の残高を確認する。
引き落とし額を知ってから引き落とし日まで約2週間
年末年始に使いすぎて引き落とし口座の残高が足りなくなっている場合でも、約2週間あれば、振替などで口座に準備する時間は十分ですよね。
リボルビング払いなどへの変更可能な期間は、
引き落とし日の約1週間~10日前までです。
(※カード会社ごとに違うので、ご自身で確認してください)
ところで
!リボ変更はまったくお勧めしませんが引き落としNGよりはマシです。
最終手段ですよ。
この最終手段で引き落としNGの急場をしのいだら、
このリボは全速! 全力!で残債の支払いを前倒しすることをお勧めします。
引き落とし額の確認と明細を確認する必要について
ここまでの内容どおり、引き落とし額の確認は必須です。
引き落とし額や明細を確認するメリット
・「引き落とし額」ボーナス1回払いなど、いつもより高額な引き落とし額も、確実に口座に準備できる。
・「明細」サブスクの出費を毎回見ることで、本当に必要な出費か考える機会になる。
・「明細」万一、不正利用されていた場合、少額だと引き落とし額だけではわかりませんが、明細を見ればわかるので早めに対処できます。
当日、残高不足だった場合
・気づいた時点で引き落とし口座に必要額を入金します。
●当日、何度か引き落としをかける銀行が多いので。朝一はダメでも夜間(20時ころまで)は引き落とされる可能性があります。
ちなみに「〇〇銀行ですが何時に引き落としがかかりますか?」
↑これ、カード会社ではわからないことが多いです。
引き落としのタイミングや回数は銀行が決めることなので…。
●翌朝、口座を確認して引き落としができなかったと判明した場合
利用しているカード会社に問い合わせて早めに入金します。
→再引き落としがある場合、
日程を確認して前日までに着実に口座に用意しておきましょう。
→自分で振り込む、
再引き落としがないカードの場合はできるだけ早く振り込みましょう。
遅れた手数料(遅延金、損害金など)は、日数分で加算されます。
!振込時の注意!
・振込先口座番号は、基本的にカード会員ごとに違う口座番号が割り振られています。
たとえ家族でも口座は別です。
家族の口座に振り込んだ場合、自分の支払いにはならず、該当する人の来月や再来月の支払いに引き当てられます。
その際、事情を訴えてもカード会社で振り替えができない(難しい or 日数がかかる)場合もありますので、必ず自分専用の、振り込み用口座番号に振り込みましょう!
引き落としNGだったときはとにかくカード会社に問い合わせ
連絡先はカードの裏にある番号か、ネット検索してください。
早めに対応するほど問題は小さくてすみます。
一番よくないのは、
「どうせ遅れちゃったし…」とか、
「たぶん再引き落としがあるでしょ…」とか、
「よくわからないけど…なんとかなるでしょ」と放置することです。
面倒ですけど、早めに問い合わせをしましょう。
追加:細かいことですが、(再)引き落とし日当日に振り込む場合
・引き落とし日当日、振り込みで入金したのに、引き落としもかかるという場合があります。
銀行がその当日、何度も引き落としをかける場合があるからです。
カード会社に入金があったかことを、銀行が知るすべはありませんので、引き落としではなく振り込みで支払いをする場合は、引き落とし予定の日いっぱいは、引き落としがかからないように残高不足をキープする必要がある、場合もあります。
二重の入金になったからと、カード会社からすぐに返金されないことが多いです。次月の支払いに充当されることがおおいのです。
これは再引き落としの予定の日でも同様ですので、カード会社に連絡して、指示を仰ぎましょう。
まとめ
引き落とし額や明細は、毎月必ず確認しましょう。
特に楽しいクリスマスやお正月のあとは、カード引き落としNGで残念な気分にならないように、引き落とし額と明細の確認を忘れないようにしましょうね。