• 投稿日:2025/01/12
  • 更新日:2025/01/17

急性大動脈解離について

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要約
看護師として心臓毛管外科・循環器内科のICUに勤務して15年。緊急入院がとても多い急性大動脈解離の治療経過について理解して頂けたらと思い記載しました。

最近ぐっと寒くなってきましたね。こんな寒い時期、私の職場は大忙しです。日々、心筋梗塞や急性大動脈解離の緊急入院の患者さんがやってきます。

急性大動脈解離とは:大動脈とは心臓から全身へと血液を送る血管。心臓から続いて、上行大動脈、弓部大動脈、下行大動脈と分けられます。この大動脈は内側から内膜、中膜、外膜と三層構造になっていますが、大動脈解離とは、内膜に亀裂が入ってしまい中膜や外膜との隙間に血液が流れこむ状態で、破裂する一歩手前。患者さんの痛みの訴えとしては、強烈な背部痛が主訴。突然ナイフで刺されたような激痛が走った、と表現される方が多く、じっとベッドに寝ていられず悶え苦しんで病院に来られる方が多いです。
この病気は緊急オペが必要なA型、内科的治療を行うB型、に分類されます。救急車で病院に来られる方がほとんどですが、時折数日前から断続的に痛みが出ていたので、というように自身で病院に診察へ行き発見される方もいます。一方で突然死される方も多く、私自身もオペ室に入る直前や診断をつけるための検査途中で破裂し亡くなってしまった方も何名か見ており、とても怖い病気です。

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