- 投稿日:2025/01/19

💭 余韻を考えるきっかけ
💬「あんさん、話が終わったあと、どんな気持ちが残っとる?
先日、肚の声について考えたとき、
胸の奥にじんわりとした感情が残っとることに気づいたんや。
これ、余韻っちゅうもんなんやないか?と思うてな。
寄席に行った後も、落語が頭から離れんことが多い。
まるで、噺の余韻が日常にもついてきよる感じや。
肚から出た声が、相手に届いた後、
余韻として心の中に生き続けるんやな。
🍜人情噺「ラーメン屋」の一幕
わいも演じたことのある人情噺「ラーメン屋」を紹介するわ。
ある日のこと。
ラーメン屋で働く老夫婦のもとに、一人の若者がやって来る。
その若者は3杯もラーメンを平らげた後、自分が無一文やと言い出すんや。
👨🦱「おっちゃん、無銭飲食や。俺を交番に突き出してくれ」
普通なら腹立たしい場面や。
けど、この夫婦の対応は違った。
若者を交番に突き出すどころか、
自宅に招いて食事を振る舞い、最後には、
「せがれ」と呼んでくれと言う若者の頼みに涙ながらに応えるんや。

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