- 投稿日:2025/01/20

💭 余韻が人を動かす理由
💬「あんさん、こんなふうに思ったことないやろか?」
🎤「もうちょっと、味わっていたいな」
🎤「もう、これで終わりなん?」
🎤「もうすこし、このままで……」
余韻っちゅうのは、
この "もう" の感覚を相手に抱かせるもんや。
寄席での一席が終わった後。
お客さんが舞台を見つめながら、
心の中で「もう一席、聞きたいな」と思わせたら、
その高座は成功といえる。
この "もう" が相手を動かし、
また落語を聴きに来る原動力になるんや。
🍜 落語「ラーメン屋」の余韻
💬「また来たい」
老夫婦が営むラーメン屋、
あの温かいスープやおもてなしが、
身体に残るように記憶されるんや。
ある若者が3杯のラーメンを平らげた後、
「無銭飲食や。俺を交番に突き出してくれ」と言った。
普通なら怒られる場面や。
けど、老夫婦はその若者を家に招き、
さらなる食事を振る舞った。
最後には、若者が「またここに来たい」と思うた。
この "また" の感覚は、
身体が覚えた温かさと美味しさが作り出したんや。

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