- 投稿日:2025/02/03
こんにちは。全国で学会発表経験がある現役放射線技師の「くまきち」と申します。この記事をご覧いただいている皆さまは、医療現場に興味のある方ではないでしょうか?そんな皆さまに向けて、今回は「脳ドック」について放射線技師の目線で説明したいと思います。
冒頭文
普段の健康診断では見逃しがちな脳のリスクを、脳ドックで徹底チェック。自由診療ならではの多角的な検査と高性能なMRI装置が、未来の健康を守る鍵となります。
記事本編
脳ドックとは?
脳ドックは、脳の健康状態を定期的にチェックする検診コースです。保険診療ではなく自由診療で実施されるため、費用が高めに設定されているのが特徴です。検査内容には、脳の断面画像を得るMRI検査や、脳血管の状態を立体的に評価するMRA検査が含まれ、これにより無症候性の脳梗塞や未破裂脳動脈瘤など、将来の脳卒中リスクを早期に発見することが可能になります。
「高い」費用の理由
脳ドックは予防目的で実施されるため、健康保険の適用外となります。これにより、検査費用は全額自己負担となり、一般的な診療(症状が出た場合のMRI検査)と比べると高額になりがちです。実際、通常の保険適用MRI検査は患者負担が1割~3割で済むのに対し、脳ドックでは検査項目の充実度や最新機器の使用により、費用が上乗せされるケースが多いです。
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