- 投稿日:2025/02/15
- 更新日:2025/10/26
大学時代に仲良くしていた友人。
その友人とは、ご飯やカラオケに行くような仲でした。
しかしある日を境に、その友人とは連絡を取らなくなりました。
今後もその友人とは連絡を取ることはありません。
というのも、その友人を経由して数百万円のお金を持ち逃げされたからです。
自分がお金の知識がないばかりに、大金を騙し取られてしまいました。
そんな友人と僕の間で起こった出来事を赤裸々に綴ろうと思います。
友人から突然の紹介を受ける
元気にしているか?
僕が社会人3年目だったころに、大学時代の友人から突然連絡がきました。
久しぶりの電話。僕は友人の声を聴いて、学生気分に戻りました。
話しが弾む中で友人は「自分が信頼できる人に会わせたい」と言ってきました。
友人が信頼している人なら会いたいと思い、その信頼している方(Xさんと呼ぶことにします)とお会いすることにしました。
しかし、Xさんと会ったことが運の尽き。僕はとんでもない失敗をしたのでした。
Xさんにお金を預ける
紹介してくれるXさんは、とてもいい人なんだろう。
Xさんと会う前、僕は少しワクワクしていました。
当日は友人とXさん、僕の3人でカフェで会いました。
久しぶりに会った友人はとても笑顔で、なんだか昔よりも一回り明るくなっていました。
友人の元気な姿を見て、僕はとても嬉しくなりました。
友人に元気の源を尋ねると「Xさんと出会ったことでより元気になった、人生変わった」とお話していました。
またその時に不自然なくらい、友人はXさんのことを褒めていました。
友人が褒める中、Xさんは得意げに「投資をしていて、月利で8%くらい出している。時間もあって自由な生活で楽しい」と話していました。
僕は「どんなものに投資をしているのか?」と質問したところ
Xさんは「仲の良い社長さんの事業や、ゴールド、仮想通貨など、色々なものに投資をしている」と答えました。
友人の紹介ということもあり、Xさん話を何の疑いもなく信じてしまいました。
Xさんの生活スタイルがとても羨ましいかったせいか、僕は投資に興味を持ちました。
その様子を察知されたせいか、すかさずXさんから
「このご縁を大切にしたい。特別にお金を預かって運用しても良い」
と言われました。
僕は少し怪しいなと感じましたが、友人もお金を預けているとのこと。
友人の紹介ということもあり、詐欺ではないと思ってしまったのです。
お金を持ち逃げされる
Xさんから「お金は現金で渡して欲しい」と言われました。
僕は少しずつお金をおろし、現金を合計で100万円ほど用意しました。
100万円が入ったカバンは、僕が持ったカバンの中で一番重く感じました。
そしてXさんにお金を渡し「数カ月後に配当金が出るから」とお伝えされました。
僕は配当金を増やしたい欲に駆られ、100万円を渡した後も、追加でお金を渡してしまいました。
その時の僕は、何もしなくても配当金が得られるなんて最高か!と有頂天になりました。
しかしお金を預けてしばらく経った後、Xさんと連絡が途絶えてしまいました。
友人に連絡が取れない旨を伝えたら、その友人も連絡が取れないとのこと。
僕は一瞬で顔が青ざめました。
友人に「信頼しているんじゃないの?」と問い詰めたところ
「実はこないだに会ったばかり。正直Xさんのこと何も知らないんだよね」と友人は回答。
しかも後々発覚したのですが、友人はXさんにお金を預けていなかったのです。
友人は手数料の欲しさに、嘘をついていました。
お金の欲しさに自分を騙すなんて。
僕は人生が終わったかのような気分になり、何もかもが信頼できなくなりました。
友人を問いつめてもお金は返ってこないと感じたので、高額な勉強代だと割り切りました。
そしてそれ以降、その友人とは連絡を取らなくなりました。
教訓
僕は友人とXさんに騙されました。
その経験から得た教訓をお話しします。
証券口座以外から投資はしない
理由は証券口座以外から投資をすると、資金の持ち逃げや詐欺にあうリスクが高くなるからです。
特に僕のように個人にお金を預けて投資をした場合、資金が持ち逃げされるリスクは非常に高くなります。
一方で証券口座を使えば、資金を持ち逃げされるリスクはないです。(含み損は出るかもしれませんが)
得する話は、向こうからやってこない
「○○に投資しませんか、儲かりますよ」という話を持ち掛けられた場合、基本的には詐欺だと思ってください。
理由は相手が得をしたいから、自分に話を持ち掛けているためです。
見知らぬ人はもちろんのこと、友人からのお話しにも気をつけてください。
また家族から話をされた場合でもすぐに返事はせず、家族が騙されていないか確認してあげてください。
被害に遭う可能性は十分にある話
投資詐欺の件数は、年々増えていると耳にします。
この事実から言えることは、自分が被害者になる可能性は十分にあるということです。
リベシティの皆さんは大丈夫かもしれませんが、お気を付けてください。