狙われています。自宅の鍵番号。

１　結論

　自宅の鍵と住所地記載のもの（身分証など）は、同じバッグに入れたりせず、一緒にせず別の場所で保管しましょう。

２　事例

　某署で勤務しているときに、一人暮らしをしている大学生の女性が相談にやってきました。
　
　相談の内容は、
・　帰宅すると部屋の物が動いている事があり、違和感がある。
・　下着が数枚なくなっている気がする。
・　たまに誰かに見られているような感じがして怖い。
という内容でした。

　すぐに同僚と一緒に女性の自宅に行って家の中を確認すると、バスルーム上の換気扇の中にスマホが置いてあることがわかりました。
　女性に確認すると、自分の物ではないとのことでした。

　スマホを解析した結果、数日後に犯人が判明し、捕まりました。
　女性に設置した犯人を確認してもらうと、犯人は女性と同じ大学に通っている同級生の男でした。

　犯人は、女性と同じサークルに所属し、女性とも面識がありました。
　女性に好意がありましたが、友達以上になることはできませんでした。

　そこで、サークル活動中の隙を見て、女性のショルダーバッグの中に入っていた財布から免許証と自宅鍵を取り出して、素早くスマホで写メをして、元の場所に戻しました。

　女性は、ショルダーバッグの中から盗まれた物はないので全く気が付きませんでした。

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