- 投稿日:2025/03/19
- 更新日:2025/10/08

🔰 就学援助制度とは?
学校生活にかかる費用を、市町村が一部または全額サポートしてくれる制度です。詳細な援助内容は各市町村によって異なりますが、法律で認められている制度です。
経済的理由によつて、就学困難と認められる学齢児童又は学齢生徒の保護者に対しては、市町村は、必要な援助を与えなければならない。
~学校教育法第19条より~
👪 どんな人が対象になるの?
・小学校・中学校に通うお子さんがいるご家庭
・経済的に困難な状況にあると認められた家庭
※具体的な条件や収入基準は市町村ごとに異なります!
✅ 例えば、こんなご家庭が対象の可能性あり
・児童扶養手当を受けている
・住民税非課税または減免されている
・生活保護は受けていないけど経済的に厳しい
▸私の勤務している市町村は、下記の目安を設けてくれています。
ざっくりしていますよね(・・;)
他市町村を見てみると、大阪市なんかは具体的な説明資料を公開してくれています。
👉みなさんもお住まいの市町村のHPをチェックしてみてください!
💸 どんな費用が支給されるの?
支援される内容も市町村により異なります。
以下の支給内容は、私が勤務している市町村のものです。
(1) 学用品費等(学用品費及び通学用品費)
(2) 新入学学用品費等(学用品費及び通学用品費)
(3) 修学旅行費
(4) 学校給食費
(5) 校外活動費(宿泊を伴わないもの)
(6) 校外活動費(宿泊を伴うもの)
(7) PTA会費
(8) 児童生徒会費
ものによって限度額はあるものの、基本全額支給となる場合が多いです。しかし、修学旅行や校外活動は実施される月までに認定されていないと支給対象にならないことがあるので注意が必要です!
📝 申請方法は?いつでもできる?
「制度のことは知っているけれど、どうやって申請すればいいの?」と思う方もいるかもしれません。申請方法は簡単です!
方法①:学校へ問い合わせる
→ 担任に連絡すれば担当を通じて、書類をもらえることが多いです。
方法②:学校からの案内を待つ
→ 「就学援助制度の案内」が配布されることもあります。時期は各市町村で異なります。
⚠️ 申請の注意点
・申請すれば必ず通るわけではありません
・書類提出や審査に時間がかかることも
・途中で家庭の状況が変わったら再申請が必要になる場合も
✅メリットとデメリット
-メリット-
経済的負担の軽減
学用品費や給食費、修学旅行費など、お子さんが学校に通うために必要な費用を軽減できます。
精神的負担の軽減
経済的な心配を減らすことで脳のリソースがあき、精神的にも安心して生活が送れるようになります。
-デメリット-
支援の範囲が限られている
就学援助制度でカバーされる費用は限られています。例えば、クラブ活動にかかる費用など、補助対象外となる場合があり、完全に経済的負担を解消できるわけではありません。
手続きの煩雑さ
就学援助を受けるためには、申請手続きが必要です。その際に、必要書類の提出や審査に時間がかかることがあります。これがご家庭にとって負担に感じ、援助を受けること自体が手間に感じてしまうこともあります。
📣「うちは対象かも…?」と思ったら今すぐ行動を!
特に、新学期や修学旅行前は要チェック。
「申請しなかったから、もらえなかった…」はもったいないです!
🗣 最後に
就学援助制度は、かかり時のご家庭にとって"神"制度です。
ですが、まだまだ認知度が低く、該当するご家庭も申請しなければ支援を受けることができません。
この制度をきっかけに、家計がラクになり、
そして“資産形成”の一歩につながることを願っています。