- 投稿日:2025/04/16
- 更新日:2025/10/08

なぜこのサービスが、無料なの?
“商流”の見方を知って、守るチカラを育てよう!「このアプリ、便利なのに…なんで無料?」
「クオリティ高いのに、収益でてるの?」
と思うような無料のサービスってありますよね。
世の中の“無料サービス”の多くはビジネスモデル(=商流)が存在します。
この記事では代理店で広告を扱う際に学んできた、
無料をマーケティングに有効に活用する「収益モデル」について、
代表的な6つの事例をまとめてみました。
学長も朝ライブでよくおっしゃる`商流を、考えや〜!`。
この記事が、商流理解のヒントになれば、嬉しいです。
無料を入り口にした収益モデル
1. フリーミアムモデル(Freemium)
無料で基本機能を提供、有料でグレードアップ。
例: Spotify、Notion、Dropbox
利用者メリット: 無料で始められて気軽。合えばアップグレードできる。
注意点: 無料版では機能制限がある。広告多め・保存容量が少ない等。
2. 広告収益モデル
アクセス数や利用時間をもとに広告で収益化。例: TV、YouTube、Instagram、Yahoo! JAPAN
利用者メリット: 広告のおかげで完全無料。登録なしで見られるものも。
注意点: 広告が多くなると使いにくく感じることも。履歴や行動分析も気になるところ。
3. データマネタイズモデル
ユーザー行動や購買データを活用し収益化する。例: Google、Suica利用データ、クレカ会社の購買分析など。
メリット: 精度の高い便利なサービスが無料で使える
注意点:行動データが扱われる。どう使われてるんだろう…?というモヤモヤや、行動を把握されて広告があてられる事に、監視されている感がある。
4. クロスセル・エコシステム型
無料サービスを入口に、他有料商品へ誘導する。例: Amazon Prime、LINE、三井住友Olive
メリット: 生活全体が便利にまとまる感覚も
注意点: マーケティングに巻き込まれ、買いたい気持ちを醸成させられるため、気付かぬうちに浪費が増える…ことも?!
5. 無料トライアル → サブスク型
まずは無料お試し→よければ定期利用してね。例: Netflix、Zoom、Adobe
メリット: 合う、合わないを事前に確認できる
注意点: 自動更新で気づかぬうちに課金されてる…なんてことも。
6. コンテンツ・コミュニティ型
無料で情報を発信、ファン化した人に有料展開。例: note、Voicy、YouTuberのサロンや講座
メリット: 共感ベースの購買ができる。「応援」の気持ちでお金を使える。
注意点: 有料コンテンツの質や更新頻度にムラが出やすい
守る力は“仕組みを知る”ことから
正直、私も広告を扱う会社で働いていなければ知らなかった収益モデルでした。世の中には、こんなにたくさんもの、上手な「無料」を入り口にして「自ら買いたいと思う」仕組みがあるんだということ、業界にいてもなお、感心させられます。
無料の裏に、一体どのような仕組みや、お金の流れがあるのかを知ることが、使う力、守る力を鍛える第一歩だと思います。
自分の情報やお金を“なんとなく”ではなく、“納得して”使えるようになる、無料サービスを「ちょっと俯瞰して見る目」を持つって、大事なことだよな〜と、学長ライブを聴いていていつも思うので、今日は改めて無料の収益モデルを調べ直して記事にしてみました!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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