- 投稿日:2025/04/28
- 更新日:2025/06/10
1. はじめに
別れは突然やってきました。
2月のある朝、母親から何件もの不在着信に気づき、何かあったんだなと察しました。
普段から母親から連絡が来ることは、ほとんど無いので。
恐る恐る電話をかけると、すぐに母親が出て一言、
「お父さん亡くなったの」
????
あまりに突然のことで、頭で理解することができませんでした。
とにかく病院にすぐ来てほしいとのことで、あわてて出かける用意をして急いで向かいました。
移動中は、頭の中で「冷静に冷静に」と繰り返しながら、これから起こるであろう葬儀のことを必死に調べていました。
何かしていないと、感情が溢れ出してしまいそうで。
その日は日曜日。
病院に到着したときは、人気も少なく、電気もまばら。霊安室までの道も薄暗く、静まり返っていました。
そして、対面。
正直に言うと、よく見る父親の寝ている姿でした。
まだ、触っても温かい。
だけど、病院の先生、母親、兄弟の反応を見て、やはり亡くなっているんだということを実感しました。
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