- 投稿日:2025/05/07
- 更新日:2025/09/29

「オフショア投資で安定した高利回り」と勧誘を受ける
「年利12%」の甘い罠――私が経験したオフショア投資詐欺
「海外のファンドで年利12%、毎月1%の配当が出る」という話を担当の保険販売員から紹介されました。相手はとても親切で「無償で手伝いたい」と強調します。
私は300万円を預けました。
しかし、次第に担当者の言動が不自然に感じ始め、「友達のためにやってる」というセリフや、金額設定が一方的だったことに疑問を持ち、直接会って解約を申し出ました。幸いにも返金されましたが、これが詐欺の典型的な流れだったことに気づいたのは後のことです。
甘い話ほど、裏があります。冷静な判断が資産を守ります。
300万円を預け、毎月配当を受け取るスタイル
毎月配当のはずが…オフショア投資の落とし穴
私は「年利12%、毎月1%の配当が出る」というオフショア投資の話を信じ、300万円を預けました。仕組みはシンプルで、毎月メールで3万円の配当が出たことが通知され、しばらくは「本当に儲かるんだ」と安心していました。
知人だからといって安心するのは危険です。本当に安全か、常に自分で見極める目が必要です。
2年間続けたが、担当者の対応や言動に不信感
信頼が揺らいだ瞬間――担当者の違和感
オフショア投資を始めてから2年間、私は毎月きちんと配当メールが来ますが、この投資用の証券口座が存在しないため確認できるのはメールから来る通知でした。表面上は順調で、担当者も丁寧な対応をしてくれていたため、特に疑うこともありませんでした。
しかし、ある時期から少しずつ様子が変わってきました。質問してもはぐらかされる、都合の悪い話には触れない、返事が遅れる。さらに、「これはご縁だから」「仲間を守りたい」といった感情的な言葉が増え、冷静な説明が減っていったのです。
小さな違和感の積み重ねが、不信感へと変わりました。この時点で私は「これは危ない」と判断し、すぐに面談を設定し、解約に動きました。
安心して続けられる投資は、説明や対応に一貫性があるものです。不安を感じたら、見過ごさずすぐ行動することが大切です。
相談の場を設け、契約を解約。全額返金された
怪しいと感じたら即行動――返金までの流れ
オフショア投資を始めて2年、担当者の言動に次第に違和感を覚えるようになりました。
「何かがおかしい」——そう感じた私は、冷静に状況を整理し、詐欺の可能性を疑って動くことに。投資に詳しい信頼できる知人に相談したうえで、解約を決意しました。
その後、担当者と新たな投資案件と乗じて面談の機会を設け、「解約したい」とはっきり伝えました。強く引き留められましたが、一歩も引かずに対応し、最終的に無事300万円全額が返金されました。
この経験を通じて痛感したのは、「おかしい」と思った時にすぐ行動することの大切さです。あのまま放置していたら、大きな損失を抱えていたかもしれません。
迷った時は一人で抱え込まず、誰かに相談してください。知人でなくても、親や兄弟など、あなたの理解者がきっと力になってくれます。
勇気ある一歩が、あなた自身を守ります。
詐欺を抜く3つのチェックポイント
会う場所に要注意
勧誘や説明が行われるのは、喫茶店・ホテルのラウンジ・ファミレスなど、人目が少なくて静かな場所が多いです。これらの場所は「密室」ではないものの、逃げにくく、警戒心が薄れやすい。警戒しましょう。
言葉に騙されない
「ご縁ですから…」「仲間・友達を守りたいんです」「無償でお手伝いしています」
このような“善意”を装ったフレーズが出たら要注意。それは心を開かせて油断させるテクニックです。即、距離を取りましょう。
金額の主導権が相手にある
投資であれば、いくら入れるかは投資家自身が決めるべきです。しかし詐欺では「最低でも○万円から」など、相手主導で金額が設定されがち。これは大きな違和感です。
感想とまとめ
今回の経験から強く感じたのは、「自分だけは騙されない」という思い込みが一番危険だということです。誠実に見える人でも、話がうますぎたり、決断を急がせたりする時は特に注意が必要です。私が返金されたのは、かなり運が良かっただけ。少しでも「おかしいな」と思ったら、信頼できる第三者に相談することをおすすめします。
不安であれば私も相談に乗ります。学長がよく言っている「人に会いやぁ~」ですよ!