- 投稿日:2025/05/21
- 更新日:2025/10/04
はじめに

「まだ切り替えてないの?」
実は、マイナ免許証には、思った以上のメリットがあります。
先日、実際にマイナ免許証に切り替えてきました。
理由はシンプルです。
持ち物を少しでも減らしたかったから。
そして思ったのは——
「もっと早くやっておけばよかった」ということ。
この記事では、これから切り替えを検討している方のために、
・マイナ免許証とは何か?
・メリット・デメリット
・実際の手続きの流れ
・よくある不安の乗り越え方
を分かりやすくまとめます。
そもそもマイナ免許証とは?

マイナ免許証とは、
運転免許証とマイナンバーカードが一体になった新しい本人確認手段です。
正式には「マイナンバーカード一体型運転免許証」。
2025年3月から本格運用が始まっています。
私はその「先行切り替え」を体験してきました。
マイナ免許証のメリット4選

マイナ免許証にはメリットがいくつかあります。
いかに詳しく紹介します。
メリット1:手続きの一元化で圧倒的にラクに

最大のメリットは、手続きの一元化です。
具体的には以下のとおりです。
・引っ越しによる住所変更
・結婚による氏名変更
これまでは、警察署や運転免許センターにも届け出が必要でした。
でもマイナカードと一体化することで、マイナポータルだけで完結できるように。
「また平日に役所へ行くのか…」というストレスが、なくなります。
メリット2:免許更新講習がオンラインでOKに(※適性検査は現地)

マイナ免許証に切り替えると、
更新時の「講習」がオンライン受講可能になります(対象者のみ)。
(要は優良講習です)
これは非常に大きなメリット。
今まで1時間近く拘束されていた講習が、
自宅で空いた時間にスマホやパソコンで完結します。
ただし、ここで注意点が一つ。
運転免許の更新には、必ず適性検査(視力・聴力など)が必要です。
この部分は、今後も現地(警察署・免許センター)での受検が必須です。
それでも、時間単価を考えれば、講習が不要になるのは大きいです。
実際、現地での滞在時間は大幅に短縮されます。
私も次回の更新では、講習を飛ばして10分ほどで済みそうです。
時間のない人にとって、これはかなりの恩恵です。
メリット3:手数料がやすくなる

マイナ免許証への切り替えは、手数料が通常より安くなります。
たとえば私のケースでは、
通常の更新が2,000円だったのに対し、マイナ免許証は1,500円(電子マネー可)。
ほんの数百円でも、定期的に発生するものだからこそ、
家族単位で考えれば結構な節約になります。
メリット4:一部地域で、より柔軟に更新できるように

マイナ免許証では、更新の柔軟性も改善されつつあります。
従来は「住所地を管轄する免許センターまたは警察署」でしか手続きできませんでしたが、
今後は一部地域で、住所地以外の“管轄警察署または免許センター”でも更新が可能になります。
たとえば──
・単身赴任先の近くで手続きをしたい
・帰省中にまとめて済ませたい
という場面でも、選択肢が広がるのは心強いです。
また、更新の受付期間の拡大も予定されており、失効リスクが下がるのも安心材料です。
デメリットもある? でも、対策はシンプルです
もちろん、マイナ免許証にも課題はあります。
でも、それぞれ対策があり、現実的なデメリットではないと私は感じました。
デメリット1:免許情報がカードに書かれていない

マイナ免許証は、券面に運転免許情報が記載されません。
情報の確認は、マイナポータルや専用アプリで行います。
一見不便に思えますが、
実際に使ってみると、スマホですぐ確認できて便利です。
有効期限をスマホで見られるのは意外と快適でした。
免許更新の時期になると、警察からハガキも着ます!
(ただし、免許住書が正しい場合)
デメリット2:紛失時の再発行に時間がかかる
カードを紛失した場合、
通常より再発行までに時間がかかる可能性があります。
でもこれは、通常のマイナンバーカードや運転免許証も同じです。
番号控えと本人確認書類があれば、意外とスムーズに再発行できます。
おおむね1週間ですが、その後、再度警察に行く必要があります。
デメリット3:海外で使えないことがある

マイナ免許証は、国際免許証の発行には現時点で非対応です。
海外で車を運転したい場合は、通常の免許証の保持が必要です。
ただ、国内利用がメインの人にとっては、実質的な影響はほぼゼロです。
デメリット4:情報漏洩が心配?

個人情報をデジタルで一元管理することに、不安を覚える方もいるかもしれません。
しかし、公務員として長年センシティブな情報に触れてきた経験から言えるのは、
「人の情報に興味を持つ人は、ほとんどいない」という事実です。
父が銀行員だった頃も、
「札束見ても物にしか見えない」と言っていたのを思い出します。
加えて、マイナポータルは操作履歴がログに残る設計なので、
誰がいつアクセスしたか追跡可能。
むしろ、紙よりもセキュリティは高いと感じています。
マイナンバーカード更新後の問題点

・更新した直後のカードには運転免許証情報が入っていない。
見た目は同じカードでも、「運転免許証」としては使えない状態になります。
・再びマイナ免許証にするには、免許センターなどで手続きが必要。
マイナンバーカードに、もう一度「免許証の情報」を登録しなおす必要があります。
・この手続きをしに行くまで、自分で車を運転できない。
なぜなら、「運転免許証がない」状態だから。
もし気づかずに車を運転したら「無免許運転」と見なされる恐れも!
実際の手続きの流れ(体験ベース)

最後に、私が体験したマイナ免許証への切り替え手続きの流れを紹介します。
【受付時間】(都道府県によって異なるので要確認)
・午後2時:受付開始
・午後2時半:手続き開始
・所要時間:約15分
※予約不要、空いていました。
※受付時間が30分のみは短いです(T_T)
【必要なもの】

・現在の免許証
・マイナンバーカード
・マイナカードの暗証番号(長い方)
・1,500円(電子マネー可)
【手順】

・入口横の機械で申請書類を発行
・窓口に書類提出
・別の窓口で手数料支払い
・最初の窓口で書類再提出
・また別の部屋に呼ばれてでタブレット操作
- 免許返納用端末で手続き・免許返納
(免許用の暗証番号決めます、数字4桁)
- マイナ専用端末で手続き
・帰宅後、スマホのマイナポータルで連携完了
この連携が完了すると、スマホで運転免許の情報が確認できるようになります。
よくあるQ&A|マイナ免許証の気になる疑問にお答えします
Q1. 運転中に免許証を提示するよう言われたらどうするの?
A. 警察官が読み取り機を持っているので大丈夫です。
マイナ免許証は券面に情報が書かれていないため、少し不安になりますよね。
でも、警察官は専用の読み取り機(ICカードリーダー)を携帯しています。
タッチして読み取るだけで、すぐに免許情報を確認できます。
Q2. 免許証をコピーする場面で困りませんか?
A. 必要に応じて「運転経歴証明書」などで代用可能です。
マイナ免許証は表面に詳細情報がないため、
レンタカーの登録や社内手続きでコピーが必要な場合に困ることがあります。
その場合、運転経歴証明書の発行を検討するか、
事前に「マイナポータルでスクリーンショットを準備」しておくとスムーズです。
Q3. スマホを使い慣れていない人でも大丈夫?
A. 手続き後も基本的な使い方は「見るだけ」です。
「マイナポータルを開くのが難しそう…」という声もありますが、
操作はそこまで複雑ではありません。
基本的には「免許情報を表示して確認する」だけ。
また、必要に応じて家族や支援サービスを頼ることもできます。
Q4. スマホを持っていない人はどうやって確認するの?
A. 市役所などに設置された専用端末で確認できます。
マイナポータルの閲覧はスマホ以外にも対応しています。
PCでも使えますし、市役所などの施設には専用の閲覧端末が設置されています。
どうしても不安な方は、通常の免許証を選ぶという選択肢もまだ残されています。
Q5. そもそも、今マイナ免許証に切り替えるメリットってあるの?
A. 先にやっておくことで、更新が圧倒的に楽になります。
将来的に、マイナンバーカードと免許証の一体化は標準化されていく予定です。
先に切り替えておけば、次回の更新時に講習のオンライン受講や
更新手続きの短縮など、メリットを先取りできます。
混雑前に手続きできる今がチャンスとも言えます。
まとめ:やらない理由が見つからない
マイナ免許証の切り替えは、
・持ち物が減る
・更新が簡単になる
・時間もお金も節約できる
・管理もスマートになる
という、やった人にだけわかる快適さがあります。
もちろん、まだ制度の途中段階で、完璧ではない面もあります。
でも、実際にやってみた感想は、
「これからのスタンダードになるのは間違いない」ということ。
迷っている方は、是非一歩踏み出してください。
今ならまだ空いています。
手続きもスムーズで、情報も新しい。
未来の自分の手間を、今、ちょっと減らしておきましょう。