- 投稿日:2025/05/22
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こんにちは、内科医のすずかです。健診で「血圧がちょっと高めですね」と言われたこと、ありませんか?
「要注意」と言われても、すぐに薬が必要なの? 逆に「異常なし」でも、ほんとに大丈夫?
今回はそんな“血圧のちょっとした変化”を見逃さないための、医学的でやさしいヒントをお届けします。
🔍 血圧が高いって、どういうこと?
血圧は、上(収縮期)と下(拡張期)の2つの数字で表されます。
診察室で140 / 90 mmHg 以上 → 高血圧(治療の検討)
家庭で135 / 85 mmHg 以上 → 高血圧
130〜139 / 85〜89 mmHg(診察室) → 正常高値(生活改善が推奨)
これは日本高血圧学会のガイドライン(2022年)に基づいています。正常高値と診断された段階から、将来の心血管リスクを下げる生活改善が重要です。
📚 血圧が130〜139 / 85〜89 mmHg の範囲にある人は、長期的にみて脳卒中や心筋梗塞のリスクが上昇することが報告されています(SPRINT試験, NEJM 2015)。
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