- 投稿日:2025/05/27
- 更新日:2025/09/29

AIを使う上でよく聞く「プロンプトエンジニアリング」。
完璧な指示を出して、理想的な回答を引き出す──
そんなふうに、プロンプトを「命綱」のように考えていた時期が私にもありました。
でも今は、
ほとんどプロンプトを使っていません。
なぜか?
その理由と、代わりに私が実践している方法をお伝えします
プロンプトがうまくいかなかった理由
私は最初、「一発で完璧な答えを出してほしい」と思って、
試行錯誤しながらプロンプトを作っていました。
でも、うまくいかない😵💫
完璧なプロンプトを作るのに時間がかかるし、
そもそも自分が欲しいものが明確じゃないから、AIも答えようがない。
そこで気づいたんです💡
「プロンプト以前に、まず自分の考えが曖昧なんだ」と。
対話を通じて考えを深める
それから私は、AIとの使い方を変えました。
・まず音声入力で思いついたことを話す
・まとまりがなくても、とりあえず投げてみる
・AIからの返答をもとに、また話してみる
すると、自分でも気づかなかった考えが言語化されていくんです。
でも、それは確実に私の中にあったものです。
対話を繰り返すうちに、曖昧だった思考がクリアになっていく。
このプロセスが、何より大きな価値でした。
じゃあ、プロンプトはまったく使わないの?
実は使います。
プロンプトが有効な場面では、ちゃんと使っています。
たとえば…
1. 明確な形式がある時(例:議事録、資料構成)
2. 専門的な情報を整理したい時(例:論文、統計データ)
3. 完成イメージが明確な時(例:チラシ、SNS原稿)
4. 比較や選択肢が欲しい時(例:A案とB案の違い)
5. 文章を整えたい時(例:要約、翻訳、文体の調整)
共通しているのは、
「意図がはっきりしている」こと。
こういった“作業系”の用途には、プロンプトはとても有効です。
でも、多くの場合は「対話の相手」
とはいえ、私がAIとやり取りする場面の多くは、
「深掘りしてもらうため」「考えを整理するため」です。
プロンプトというよりも、「相談相手」「壁打ち相手」として使っています。
初心者の方へ:まずは慣れることが大事
AIに慣れていない初心者の方こそ、
プロンプトにこだわらず、どんどん話しかけてみること
をおすすめします。
最初から上手に使おうとしなくて大丈夫。
大事なのは、「まずは投げてみる」「返ってきたものに答える」
──そのキャッチボールの中で慣れていくことです。
まとめ:私はプロンプトを“目的”にしない
AIとのやり取りで大切なのは、
「完璧なプロンプトを作ること」ではなく、
自分の思考を整理し、対話の中で深めていくこと。
AIも、プロンプトも
道具であり、手段
です。
必要な場面では使うし、使わない場面では無理に使わない。
それよりも、AIを「対話相手」として付き合っていく。
その姿勢が、長く・自然に・楽しくAIを使うコツだと感じています。
おまけ
👨「では、今後このような出力をしてほしい時のプロンプトを教えて下さい」
といえば、プロンプトを作ってくれますよ🤫